陋巷に在り〔13〕魯の巻
901円(税込)
発売日:2004/11/28
- 文庫
- 電子書籍あり
孔子の「儒」とは何かを鮮やかに描き出す。異色の歴史小説、堂々の完結!
宿敵・少正卯の誅殺に成功した孔子だったが、三桓家の策謀により、実権を持たない大司寇の位に祭り上げられ、魯の政権の中枢から遠ざけられてしまう。魯の改革に失敗した孔子は、己の無力さに失望し、「天命の求めるところ」を探すため、最愛の弟子・顔回らとともに魯の地を出て、放浪の旅に出ることを決意する。十年の歳月をかけて描き出した渾身の孔子伝、堂々完結の第十三巻。
書誌情報
読み仮名 | ロウコウニアリ13ロノマキ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 688ページ |
ISBN | 978-4-10-128125-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | さ-25-15 |
ジャンル | 文芸作品、歴史・時代小説 |
定価 | 901円 |
電子書籍 価格 | 1,001円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/08/08 |
著者プロフィール
酒見賢一
サケミ・ケンイチ
福岡生れ。愛知大学卒業。1989(平成元)年に『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。1992年には『墨攻』『陋巷に在り〔1〕儒の巻』で中島敦記念賞を受賞。中国史を踏まえながら奔放な想像力で描く作品群には定評がある。また『後宮小説』がアニメ化され、『墨攻』が漫画化されるなど他分野からの注目度も高い。著書に『聖母の部隊』『ピュタゴラスの旅』『語り手の事情』『周公旦』(新田次郎文学賞受賞)などがある。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る