群狼の舞―満州国演義三―
924円(税込)
発売日:2015/09/29
- 文庫
- 電子書籍あり
「国家を創りあげるのは男の最高の浪漫だ」。満州国の誕生と熱河侵攻を描く第三巻。
昭和七年三月、満州国建国。面積約百三十万km2、人口約三千四百万、新京を国都とし、最後の皇帝溥儀(ふぎ)を執政に迎えた。国の建設に胸を躍らせる太郎。金銭で請け負った荒仕事をこなす次郎。「憲兵隊の誇り」と称えられ、妻をも得た三郎。さらなる罪を犯し、大陸を流浪する四郎。日本人は新天地にどのような夢を託したのか。産声を上げたばかりの国家の実相、そして熱河侵攻を描く、第三巻。
目次
第一章 北の残光
第二章 黄色い宴のあと
第三章 炎立ちつづき
第四章 氷点下の町
第五章 凍える銃弾
第二章 黄色い宴のあと
第三章 炎立ちつづき
第四章 氷点下の町
第五章 凍える銃弾
天が与えた時 北方謙三
書誌情報
読み仮名 | グンロウノマイマンシュウコクエンギ03 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 608ページ |
ISBN | 978-4-10-134322-8 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ふ-25-12 |
ジャンル | 歴史・時代小説、文学賞受賞作家 |
定価 | 924円 |
電子書籍 価格 | 924円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/10/08 |
著者プロフィール
船戸与一
フナド・ヨイチ
(1944-2015)山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。1979(昭和54)年『非合法員』で小説家としてデビュー。1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞。2014年、ミステリー文学発展への貢献により、日本ミステリー文学大賞を受賞した。主な作品に『夜のオデッセイア』『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『夢は荒れ地を』『河畔に標なく』『新・雨月 戊辰戦役朧夜話』「満州国演義」シリーズ全9巻などがある。
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