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雄飛―古着屋総兵衛影始末 第七巻―

佐伯泰英/著

737円(税込)

発売日:2011/04/26

  • 文庫

我が身を賭し花嫁を守れ! 総兵衛、悲壮な雪中奮戦。大幅加筆の《決定版》全11巻。

二千石を超える巨大船、大黒丸が完成した。執拗な与力の探索を躱し、極秘の任務を負った大黒丸は江戸湾を出航した。大目付本庄豊後守息女絵津は加賀藩重役の嫡男への輿入れで金沢を目指す。若年寄用人丹後賢吉は、円明流、林崎夢想流等の刺客団を遣って絵津殺害の挙に出た。雪の木曾路、塩津街道を辿る鳶沢一族が一人また一人と倒れていく。悲壮な奮戦が心を打つ堅忍不抜の第七巻。

目次
序章
第一章 旅立
第二章 再編
第三章 代父
第四章 追跡
第五章 祝言
終章

書誌情報

読み仮名 ユウヒフルギヤソウベエカゲシマツ07
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-138041-4
C-CODE 0193
整理番号 さ-73-7
ジャンル 歴史・時代小説
定価 737円

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著者プロフィール

佐伯泰英

サエキ・ヤスヒデ

1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、1975年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。1976年『闘牛』を発表。1981年『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。1987年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表。以降、多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆。1999(平成11)年、初の時代小説『密命』を発表。以降、「夏目影二郎始末旅」「鎌倉河岸捕物控」「吉原裏同心」「古着屋総兵衛影始末」「居眠り磐音 江戸双紙」「酔いどれ小籐次」「交代寄合伊那衆異聞」等の人気シリーズを立ち上げる。人間味溢れる人物造形、豊かな物語性、迫力ある剣戟描写等いずれも高く評価され、広範な読者の熱狂的な支持を得ている。また、エッセイ集として『惜櫟荘だより』がある。

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