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尾崎世界観が描く「だめな男」。千早茜が描く「めんどくさい女」。
同棲カップルそれぞれの視点、男女の本音が詰まった“究極の共作恋愛小説”が誕生。

犬も食わない

尾崎世界観/著 、千早茜/著

1,404円(税込)

本の仕様

発売日:2018/10/31

読み仮名 イヌモクワナイ
装幀 雪下まゆ/カバー装画・題字、新潮社装幀室/装幀
雑誌から生まれた本 yom yomから生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 236ページ
ISBN 978-4-10-352141-9
C-CODE 0093
ジャンル 文学・評論、文学・評論
定価 1,404円

「結婚とか別れ話とか、面倒な事は見て見ぬふりでやり過ごしたい」「ちゃんと言ってよ。言葉が足りないから、あたしが言い過ぎる」――脱ぎっ放しの靴下、畳まれた洗濯物、冷えきった足、ベッドの隣の確かな体温。同棲中の恋人同士の心の探り合いを、クリープハイプ・尾崎世界観、千早茜が男女それぞれの視点で描く、豪華共作恋愛小説。

どういう本?

装幀 本書内のモノクロ写真は尾崎世界観氏撮影。
カバー装画・題字は雪下まゆ氏が担当。クリープハイプのアルバム「泣きたくなるほど嬉しい日々に」のトレイラ―映像も手掛けたイラストレーターが、本作『犬も食わない』のために描き下ろし。

著者プロフィール

尾崎世界観 オザキ・セカイカン

1984年、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2014年、2018年に日本武道館公演を開催し、音楽シーンを牽引する一方、2016年に自身の本名を冠した初小説『祐介』を刊行し話題を集める。他の著書にエッセイ集『苦汁100%』『苦汁200%』などがある。

千早茜 チハヤ・アカネ

1979年、北海道生まれ。立命館大学卒業。幼少期をザンビアで過ごす。2008年、小説すばる新人賞を受賞した『魚神(いおがみ)』でデビュー。翌年、同作にて泉鏡花文学賞を、2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。同年に『あとかた』、2014年に『男ともだち』で直木賞候補となる。他の著書に『からまる』『西洋菓子店プティ・フール』『クローゼット』『正しい女たち』などがある。

書評

たくさん笑う

宮下奈都

 ほんとうに腹が立つ。いやになる。――反語的な表現で気取っているのではない。『犬も食わない』を読んでいると、ほんとうに、ふつふつと仄暗い怒りが湧いてくるのだ。千早茜さんと、尾崎世界観さんが、一組の男女の話を、それぞれの立場で、それぞれの言い分で、語っていく。これがまあ、ふたり揃ってひと癖もふた癖もある、食えないやつらなのである。
 千早さんの章が先になったり、尾崎さんの章が先になったり、交互に繰り返されるうちに、ふたりの物語が深く読み込めるようになっていく。などということはなくて、つじつまを合わせようとしても合わず、どちらの言い分が正しいとか間違っているということでもなくて、こんなふうにふたりはひとりとひとりなんだ、わかりあえたりするなんて幻想なんだとあらためて教えられた気がする。
 このふたりがうまくいくわけがない、と思う。とにかく最悪なのだ。相性も、出会い方も、お互いの第一印象も、たぶん。それが少しずつ変わっていく。とはいっても、揺れるし、ブレる。ブレまくる。うまくいくようになるとか、歩み寄るとか、そういう生半可な展開はなく、ただ少しずつ変わっていく。やさしくはない。器用でもない。だから、ほんとうに少しずつ、ふたりがふたりになっていく。このふたりは、このふたりでしかないのだと、なかば呆れて笑いながら読んだ。
 傍から見ていると、そのずれ具合がおかしいような気もするけれど、本人たちは本気で相手に苛立ち、怒り、うんざりしている。それでも、共に生きることはできるのかもしれない。森としてはぜんぜんわかりあえていないのに、木としては、葉っぱとしては、一部が重なっている。そういうことで、人は生きていけるのだなと思う。
 各章のタイトルがまたよい。大縄跳び。なるほど、大縄跳びだ。世界観、という単語が何度も出てくるのにも思わず笑ってしまう。怒りで怒りを洗う、などというはっとするような表現も突如現れて、唸る。いいなあ。家弁当。テトリスJr.。古い鍋。ラジカセ。どのタイトルも、エピソードも、うっかりほのぼのしてしまってもよさそうなのに、決してそうはさせない。そんな簡単に心を温めさせてたまるかという強固な意志さえ感じさせる話運びだ。
 男性――大輔――側からの出来事と、女性――福――側から見た出来事、それが重なるようで重ならないのはとてもよくわかる。男性と女性でなくてもそうだろう。人がふたりいれば二通りの見え方があって、まるで別の出来事のように屹立することもあるだろう。だけど、人そのものまで別の人物に見えてくるのはどういうわけだ。ここでも、福から見えている大輔は、大輔が思う自分の姿ではない。かけ離れているといってもいい。もちろん福も、自分で思っているような福ではない。それは、きっと真実なのだと思う。あの人はこういう人だという評価は、たいてい間違っている。それが近しい人であればあるほど、目は曇る。大きく見えたり、小さく見えたり、歪んで見えたりもする。福が思うより、大輔はかわいい。大輔が思うより、福もかわいい。だけど、大輔が思うより、福はばかだし、福が思うより、大輔もばかだ。大輔にいたっては大輔本人が思っているよりたぶんばか。こんなふたりがうまくいくわけがない、と思う。早く別れてしまえ、とも思う。でも別れないで、もっともっとふたりを読ませて、と念じながらじりじり読んだ。
 男性目線の話を尾崎さんが書いていて、女性目線が千早さんだから、どちらをどちらが書いたのだったか、頭ではかろうじて理解できる。それなのに、途中から、どちらがどちらを生み出したのか、だんだんわからなくなってくる。それがこの小説の大きな魅力になっている。福と大輔はまったく似ていないはずなのに、そして交わることさえなさそうなふたりなのに、いや、だからこそ、かもしれないけれど、ふたりの混じり具合がとてもおもしろい。腹が立ちながら、たくさん笑った。

(みやした・なつ 作家)
波 2018年11月号より
単行本刊行時掲載

目次

第一回 いちごミルク 千早茜
     フライドポテト 尾崎世界観

第二回 大縄跳び 尾崎世界観
     煙草コーヒー 千早茜

  間奏 尾崎世界観

第三回 家弁当 千早茜
     体温計 尾崎世界観

  間奏 千早茜

第四回 テトリスJr. 尾崎世界観
     古い鍋 千早茜

第五回 ラジカセ 千早茜
     江ノ島 尾崎世界観

第六回 サヨナラ負け 尾崎世界観
     ひとり相撲 千早茜

インタビュー/対談/エッセイ

半分の「わからない」をぶつけあう

尾崎世界観千早茜

同棲カップルの男性視点を尾崎氏、女性視点を千早氏が描いた共作小説『犬も食わない』。男女の本音が詰まった“究極の恋愛小説”ができるまでを、二人で振り返ります。

共作小説でMCバトル

千早 初めてお会いしたのは二年前、尾崎さんの一作目の小説『祐介』(文藝春秋)の刊行記念対談でしたね。
尾崎 雨の公園で写真撮影もしましたね。
千早 私はクリープハイプファンなので、とても緊張していました。対談で、尾崎さんは「一作一作、読者の期待を裏切っていきたい」と話していて、それは尾崎さんの音楽活動からも感じていました。私も、当時小説家になって八年目で、作品に違和感を入れていきたいと考えていました。それは他の人と一緒にやることでも出せるのではと、対談後に尾崎さんにご相談しました。何より尾崎さんの小説をもっと読みたかったので。
尾崎 僕は『祐介』を書き終わったばかりで、すぐに二作目の小説を書こうとは思っていなかったのですが、千早さんに声をかけていただいて、また、共作という形だったので取り組めました。
千早 それで「yom yom」で連載することに決まりました。初回の打ち合わせのメモに“編集長、赤面”とありますね。
尾崎 イケメンじゃなくて赤面編集長!
千早 担当編集さんが、「編集長、クリープハイプの大ファンなんですよ」とバラしちゃったんですよね。懐かしいです。打ち合わせでは、写真に物語をつけるとか、季節ごとに四組のカップルを書くとか、たくさん案がでて。尾崎さんがだしてくれた案から、“MCバトル”小説を書こうと決まりました。
尾崎 ラッパー同士が交互に罵り合う、これを小説でやってみたかったんです。
千早 喧嘩がテーマに決まり、大阪で続きの打ち合わせをしましたね。
尾崎 はい。ツアーの大阪公演の翌日で、僕がひどい二日酔いでした。
千早 でも尾崎さんのおかげで、登場人物の職業や年齢など、タイトル以外の設定はこの日にほとんど決まりましたよ。
尾崎 もう内容で挽回しないと信頼を失うと思って、アイディアをどんどん出したんです。何とかして結果を残さねばと。
千早 このとき尾崎さんがだしたタイトル案に「腐人口論」がありました。
尾崎 それは編集さんNGでしたね。男性主人公のイメージと作業員という職業は、三歳下の弟がモデルです。それに、僕が毎年大晦日と正月に会う高校時代の友人二人の苗字と名前を組み合わせて、〈桜沢大輔〉にしました。
千早 弟さんの写真も見せてもらって。あまり似ていませんよね。尾崎さんより年上に見えて、ちょっと色っぽい。
尾崎 EXILEのオーディションに落ちた人、という感じの男です(笑)。
千早 女性主人公は大輔より三つ年上、二十代後半の派遣秘書で、自分の名前が嫌いな〈二条福〉。尾崎さんが書く大輔編、私が書く福編の前・後編で一つの物語として掲載しました。毎回書く順番は入れ替えましたが、後攻は尾崎さんの原稿を一番に読めるのが嬉しかったです。
尾崎 大輔編、福編で分かれていても二人は両方に登場します。それで千早さんと僕がそれぞれ受け持つ大輔と福の人間像があったじゃないですか。自分が書いたものがそこからズレていないか心配で、お互いによく相談をしていましたし、毎回、丁寧に「新潮社クラブ」で打ち合わせをしました。
千早 テーブルにおやつもいっぱいでピクニックみたいでしたよね。いつも尾崎さんの不思議な提案が楽しかったです。大阪の日はずっと「出会いは、遅刻して食パンをくわえて走ってたら曲がり角でぶつかる、みたいなのをやりたい」と仰っていて。まだ最初の頃で、本気なのか冗談なのかわからず困惑しました(笑)。
尾崎 「何だこいつ」と思って学校に行ったら、転校生紹介で顔を合わせて「あー!!」「じゃああいつの隣に座れ」で「フン!」と口をきかない、みたいな(笑)。
千早 王道少女漫画ですね……。具合悪いはずなのに、と思いながら聞いていました。でも実際にこれを発展させたものが、大輔と福の出会いになりましたね。
尾崎 そうですね、出会い頭の衝突です。それでいざ口喧嘩を書こうとなったら、千早さんに「罵れない」という壁がありました。「文章でそんなに人を悪しざまに言えないです……」と。
千早 尾崎さんの人の蔑み方は徹底しています。きっと、辛い思いも沢山してきたんだろうなと。やはり知らなきゃ書けないですよね。でも私はそこまで憎むことも憎まれることもなくて。
尾崎 その点、千早さんは『犬も食わない』は“真ん中”のイメージで書いていると思いました。
千早 真ん中ですか?
尾崎 作品ごとに振り幅があるじゃないですか。例えば『正しい女たち』(文藝春秋)を読ませていただいて、やっぱり共作では爪を隠したままだったんだと怖くなりました。一作ごとにスイッチが違うんですか?
千早 違いますね。『正しい女たち』は露悪的に書きました。『犬も食わない』でも一瞬爪はだしていますよ、福が大輔を突き放す場面で。ただこっちでは、私は受けの気持ちで始めました。尾崎さんがどんな球を投げても、真ん中にいたら拾いに行けるなと。
尾崎 守備位置を。
千早 ニュートラルに。
尾崎 そうだったんですね。僕は“真ん中”から置いて行かれないように、行き過ぎないように、焦っていました。それと、あまり長く書けなくて。最初の頃は詩のような文になってしまいました。
千早 シーンは思い浮かんでも、繋げ方で困っていましたよね。逆に私は短いと難しくて、単行本書き下ろしの「間奏」は、尾崎さんに何度も相談しました。尾崎さんは場面の切り取り方が見事です。
尾崎 やっぱり歌詞に近いので、短いほうが書き慣れていますね。
千早茜 千早茜 千早 上から目線な言い方になってしまいますが、尾崎さんどんどん巧くなりましたよね。大輔がとんでもない行動をする第四回からの後半三回が特に。最後の第六回は手紙がテーマになりましたが、尾崎さんが巧すぎて私は書き直しました。
尾崎 嬉しいです。ラストだけちょっと優しすぎたんですよね。
千早 修正する勘も鋭い人。熱量を逃がさないようにして書くタイプで、ひとつひとつの表現が生々しい。そこを残して直してますよね。
尾崎 変な所も直しすぎないようにこだわりました。せっかく小説が本職でない人間が書かせてもらう以上、たとえ下手だと思われても、それと引き換えに違和感を残せたらいいと思っていました。
千早 下手じゃないですよ。
尾崎 足元がおぼつかない感じの第一回、第二回も、いとしいです。第一回の時はまだ、ポメラを使っていましたよね。
千早 忘れられないです。尾崎さんから原稿を一度読んでほしいと連絡があって、でも「ポメラから送れない!」と(笑)。
尾崎 この連載のためにポメラを買ったんです、連載に向けての気合を入れて。なぜかパソコンじゃなくてポメラを使うのが格好いいと思っていて。それで、ポメラで書いて、いざ送ろうとしたら送れない。最終的にポメラのディスプレイをiPhoneのカメラで撮って、写真を千早さんに送るという、最悪なことをしました……。七、八枚は送りましたよね。
千早 あの時は締切前で真剣にやり取りをしていたから言いませんでしたが、可笑しくて、死ぬほど笑ってました。
尾崎 次の回からポメラをやめました(笑)。

“わからない”人間を書く

千早 大輔は回を追うごとに可愛くなりましたよね。部屋をあえて散らかそうとベッドにダイブするとか、意味がわからなくて面白かった。私の小説は、例えば『あとかた』(新潮文庫)は章ごとに様々な人の視点になりますが、章が変わる度に登場人物たちの気持ちが理解できる。でも「この人のこと全然わからない」という部分が人間にはあって、そこを入れたほうがよりリアルです。尾崎さんの書く人物は、大輔の職場の先輩〈他弁〉といった脇役も、人としてむちゃくちゃで、魅力的でした。
尾崎 僕もそれこそ、福のOLの感覚はやっぱりわからなかったですよ。
千早 でも、女性視点の歌詞はよく書かれますよね。
尾崎 福みたいなタイプは自分の中にはあまり入っていないので、新鮮でした。この、半分は自分が知らない経験や感覚で物語が進んでいくというのが面白かったです。半分しかできないという制限もありますけど、半分だからこそ体力が残っていて、やりたいことをやれました。そして千早さんが何とか持っていってくれる、という安心感もありました。
千早 安心してもらえてよかったです。私は最初に人物像を作りこみますが、尾崎さんは作らないですよね。尾崎さんは長台詞も巧くて、第二回のキレた大輔の罵倒長台詞も強烈でした。これも、人物像を作らなくても書けるんですか?
尾崎 会話の描写で自然と出てきます。
千早 すごい。なぜ“わからない人”のこともここまで書けるんですか?
尾崎 わからないからです。歌詞についてもよく「女性の気持ちをなぜ書けるのか」と聞かれますが、わからないからこそ自由に書ける。責任がないじゃないですか、全く理解できない人のことは。
千早 でも当たっているんです。尾崎さんのエッセイで“バイトを張り切る人”の台詞として「なんなら仕事してる方が楽なんで」「止まっちゃうと逆に疲れちゃう」といったものがあって。私もバイトリーダータイプだったので、こういうこと言っていたなと。自分が居心地の良い場で鼻高々になっている人はこんな風に見られていたのか、と落ち込みました。
尾崎世界観 尾崎世界観 尾崎 こっちは仕事ができない人間だからそういう風に見るしかないんです。よく友達にも「お前らバイトリーダーになったら終わりだぞ。バンドマンが偉くなったらだめだ」と言っていました。人は仕事ができなくて居心地が悪い人と、できて居心地が良い人に二分化されていて、それぞれそう思うしかないんです。
千早 でも、バイト同士。同じ立場でお互いを笑い合っているんですよね。
尾崎 そうですね。考えてみれば、福と大輔は、バイトリーダーと、バイトリーダーになれなかった人の関係ですね。
千早 たしかにそうですね。
尾崎 福と大輔は、すごく“合っている”わけじゃない、ある意味カップルとしてはスタンダードな二人じゃないですか。
千早 どこにでもいるような、駄目な惰性カップルですよね。
尾崎 僕は人の良い所じゃなくて悪い所を見て、「あ、ここ違うな」と思ってしまうタイプですが、そういう風に思い合う恋人同士も多いと思うんです。
千早 大輔が「福に対して食えない部分が増えて来た」と考える場面がありますが、これはわかります。付き合うと、相手の本質が見えてきますよね。
尾崎 でも、それで嫌いになるわけじゃなくて、見えてきたからこそ愛着が沸くこともあります。
千早 それを知っているのは自分だけ、という執着になるんですよね。
尾崎 こんな嫌な所があったけど、もし次の人が逆にそこを好きだったら悔しいから離れられない、という気持ちにもなる。……きっとこの作品を読んでも、「で、何なの?」と言う人はいると思います。
千早 “永遠の愛”みたいな物語を求めている人には、「何が言いたいんだ、この小説」となるでしょうね。
尾崎 「泣けます!」とか、そういうわかりやすい作品ではないです。何が言いたいのかと言われたら、パッと答えられない。テーマを決めて書いていく中でも、若干視界がクリアになる瞬間があって、それだけで嬉しいというか。
千早 私もまだ答えはでていないです。こうして本がでてお話しする機会の中でも、見えてくるものがあると思います。
尾崎 問題を見てすぐに「無理です」と諦めるのではなくて、考え続けた結果としての答えのなさですね。「答えがないなら同じだ」と思う人より、この考えた時間が大事だったと思える、そんな人に届けられたら嬉しいです。僕自身、映画も小説もそういう作品に救われて生きてきたので、千早さんと作れたこの作品で、少し恩返しをできたような気持ちです。

(おざき・せかいかん ミュージシャン、作家)
(ちはや・あかね 作家)
波 2018年11月号より
単行本刊行時掲載

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