アホか。
836円(税込)
発売日:2021/09/17
- 新書
- 電子書籍あり
ツッコまずにはいられない。ベストセラー作家の想像をも遥かに超えた92のアホ事件簿。
日々のニュースを眺めていると、出るわ出るわ、アホのオンパレード。腹立たしいほど考えなしの国会議員、欲望がこじれて独自の進化を遂げた変態、動機と行動がズレすぎた理解できない犯人……。「アホちゃうか」と呆れ返るような事件から、「アホか!」と怒鳴りつけたくなるような事件、「アホ丸出しやで」と笑ってしまうような事件まで。面白さに命を懸ける人気作家が思わず唸って書き留めた、92のアホ事件簿。
書誌情報
読み仮名 | アホカ |
---|---|
シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 192ページ |
ISBN | 978-4-10-610921-8 |
C-CODE | 0236 |
整理番号 | 921 |
ジャンル | ノンフィクション |
定価 | 836円 |
電子書籍 価格 | 792円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/09/17 |
薀蓄倉庫
瓜田に履を納れず
読みながら思わず笑ってしまうような阿呆がたくさん出てくる本書ですが、百田さんならではのウィットに富んだツッコミや話の結びも読みどころ。ある話では「
掲載:2021年9月24日
担当編集者のひとこと
どんなときにも笑いを
ベストセラー作家・百田尚樹さんは、人気番組「探偵!ナイトスクープ」のチーフ構成作家でもあります。番組スタート時から受け継がれている、歴代局長のお馴染みの前口上「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ〜」も、実は百田さんが書かれた文句だそうです。
10年前、未曾有の東日本大震災が起こった後は、このご長寿番組も一時放送を休止しました。当時多くの娯楽番組が放送を休止、被災地の映像やニュースが流れ続ける中で、「ナイトスクープ」は他番組に先駆けて放送を再開。今、本当に放送していいのか、という大きな葛藤があったものの、「こんな時こそ笑いが必要ではないか」という思いで決断したそうです。
結果、視聴者からは「久しぶりに腹の底から笑った」「明日への活力になった」と多くの好意的な反響があり、百田さん自身も、娯楽や「笑い」の持つ力を再確認したとのこと。
「不要不急」「自粛」が連呼される今こそ、やはり笑いの力が必要かもしれません。
本書からは、「こいつアホちゃうか」と阿呆な話を明るく笑い飛ばす百田さんの声や、あきれる政治家の言動に「アホか!」と鋭くツッコミを入れる声が響いてくるようで、不思議にスカッとします。
2021/09/24
著者プロフィール
百田尚樹
ヒャクタ・ナオキ
1956(昭和31)年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』(本屋大賞受賞)『モンスター』『大放言』『鋼のメンタル』『夏の騎士』等著書多数。