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アホか。

百田尚樹/著

792円(税込)

発売日:2021/09/17

書誌情報

読み仮名 アホカ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610921-8
C-CODE 0236
整理番号 921
ジャンル ノンフィクション
定価 792円
電子書籍 価格 792円
電子書籍 配信開始日 2021/09/17

ツッコまずにはいられない。ベストセラー作家の想像をも遥かに超えた92のアホ事件簿。

日々のニュースを眺めていると、出るわ出るわ、アホのオンパレード。腹立たしいほど考えなしの国会議員、欲望がこじれて独自の進化を遂げた変態、動機と行動がズレすぎた理解できない犯人……。「アホちゃうか」と呆れ返るような事件から、「アホか!」と怒鳴りつけたくなるような事件、「アホ丸出しやで」と笑ってしまうような事件まで。面白さに命を懸ける人気作家が思わず唸って書き留めた、92のアホ事件簿。

目次
まえがき
第一章 アホちゃうか!
中学生とセックスしてもええやないかと公言した国会議員/国会議員のアホアピール/動物並みのアホ/飛び出し男/全裸で空港へ/煽る相手が悪すぎる/悪事の証拠を垂れ流し/コロナ給付金がエサとなる/遺産八千八百万円差し上げます/俺は眠たかった/小学生以下の先生/消防車両で同僚を救出/卒塔婆を振り回す男/アホ丸出しのテレビ局員
第二章 欲望の迷宮
側溝の哲学者/妖精に恋したお爺さん/進化する肘/理想の女性になるため?/怪奇! なめ男の生態/自転車サドルへの愛/ぼくの〇〇は何点?/正常と異常の境界/交番は交わるところではない/交番で交わる事件パート2/学園ドラマ?/暗い過去を持つ男/隣は何をする人ぞ/誰かが見ている
第三章 犯罪者の奇想
仕事前の腹ごしらえ/処理も結果も考えられない男/面倒くさいの基準が意味不明/ガソリンスタンドを襲ってはいけない/サボりの連携プレー/バカ鉄/バカ鉄パート2/十四時間分の食い逃げ/二つの人生を生きた男/天井裏から愛を込めて
第四章 アホ丸出し!
俺、映ってる?/キモい男/ギャンブルの神様/騙しのライセンス/偽の金メダルが欲しい?/順番が違う/少年の心を忘れないおじさん/続・少年の心を忘れないおじさん/二人羽織は難しい/勝手に二人羽織の相方にされた女性/落とし物とシーサー/駄々をこねるおじさん/万引き犯の深い事情/せこい男のプレゼント/ポイントキャンペーン実施中/もう少しあとさきを考えて行動しろ/天才的な記憶力の使い方が間違っている
第五章 どっちが悪いのか
ワルはどっちだ/かわいそうなヤクザ/老婆が運転した理由/罪な聞き違い/女子高生vs六十五歳/中学生vs六十六歳/誰かがベッドで眠っている
第六章 非常識の国
クマも簡単には撃てないって?/丸刈りでは、反省できないだと?/運転手にも腹が立つが裁判官にも腹が立つ/時代遅れの東大生/おーいお茶/アホ丸出しのランキング/リタイア後のライフワーク/馬を走らせるのはOKで蹴るのは駄目なのか?/成人の日こそ大量検挙すべし/弁当コミュニケーション/生殖器の適切な大きさとは/テイクアウト用喫煙所/空腹の恨み/「働こう」と言ってはダメなのか!/慇懃無礼/オリンピックの公平性/都議会議席ファースト/行き過ぎた自粛
第七章 笑ってはいけない!
スイートルームの絶景/値段の情報がいるのか?/私の葬式にようこそ/勝手に「愛人」と書くなよ/金を貰えて女優も抱けて……そんなうまい話ある?/被害者が加害者にされた?/蛇にペニス/マスク不足の解決策/最後の給料は重量二百三十キロ/ヌーディストとマスク/アラジンと魔法のランプと詐欺師とカモ/事実は小説よりも奇なり
あとがき

薀蓄倉庫

瓜田に履を納れず

 読みながら思わず笑ってしまうような阿呆がたくさん出てくる本書ですが、百田さんならではのウィットに富んだツッコミや話の結びも読みどころ。ある話では「瓜田かでんくつれず、李下りかかんむりたださず」という、漢の時代の民謡「君子行」からきた諺が引かれます。すなわち、ウリ畑では、かがみこんで履き物を履き直すようなことはしないし、スモモの木の下では、手を挙げて冠をかぶり直すようなことはしない。どちらも、ウリやスモモを盗んだと勘違いされないための用心をうたっています。つまり、人に疑われるような事はするなという意で使われる句ですが、本書で紹介されている事例はむしろ、「それだけで目をつける側もどうなのか」というお話。確かにそれもそうだよなと思わされます。

掲載:2021年9月24日

担当編集者のひとこと

どんなときにも笑いを

 ベストセラー作家・百田尚樹さんは、人気番組「探偵!ナイトスクープ」のチーフ構成作家でもあります。番組スタート時から受け継がれている、歴代局長のお馴染みの前口上「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ〜」も、実は百田さんが書かれた文句だそうです。
 10年前、未曾有の東日本大震災が起こった後は、このご長寿番組も一時放送を休止しました。当時多くの娯楽番組が放送を休止、被災地の映像やニュースが流れ続ける中で、「ナイトスクープ」は他番組に先駆けて放送を再開。今、本当に放送していいのか、という大きな葛藤があったものの、「こんな時こそ笑いが必要ではないか」という思いで決断したそうです。
 結果、視聴者からは「久しぶりに腹の底から笑った」「明日への活力になった」と多くの好意的な反響があり、百田さん自身も、娯楽や「笑い」の持つ力を再確認したとのこと。
「不要不急」「自粛」が連呼される今こそ、やはり笑いの力が必要かもしれません。
 本書からは、「こいつアホちゃうか」と阿呆な話を明るく笑い飛ばす百田さんの声や、あきれる政治家の言動に「アホか!」と鋭くツッコミを入れる声が響いてくるようで、不思議にスカッとします。

2021/09/24

著者プロフィール

百田尚樹

ヒャクタ・ナオキ

1956年、大阪市生れ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等を担当。同番組では2021年1月現在に至るまで30年以上に亘りチーフライターを務める。2006年、『永遠の0』で作家デビュー。累計400万部を超える大ヒットを記録した。小説作品として『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)『モンスター』『影法師』『フォルトゥナの瞳』『野良犬の値段』等がある他、クラシック音楽(『至高の音楽 クラシック永遠の名曲』)やボクシング(『地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝』)等、エッセイやノンフィクションでも多彩な知識を発揮。『大放言』『バカの国』等、時事的な問題に鋭く切り込む新書も多数刊行する。2019年12月、著作の累計発行部数が2,000万部を突破。毎週のように関西と東京を往復し、各地で講演会を行う等、忙しい日々の合間を縫って執筆に励んでいる。

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