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狂った世界

百田尚樹/著

968円(税込)

発売日:2024/12/18

  • 新書
  • 電子書籍あり

地獄は目前。奇妙なニュースの数々から「日本の迷走」を斬る! 人気シリーズ最新刊。累計110万部突破!

あらゆる多様性を尊重し、犯罪者の人権も守ろう、何事も男女は平等に、子供は大切に育て、隣国とはつねに仲良く――そんな標語のような綺麗事を追求して、世の中は本当に良くなるのだろうか。むしろ、気づけばおかしな方向に進んでいやしないか。理想と現実の間に生まれる歪みを直視し、頭でっかちな正論を市井の常識から一刀両断する、ベストセラー作家による憂国の書。

目次

まえがき

1 面倒な時代に
犯人を丁寧に制圧せよ/その視線がハラスメント/最高裁の股間についての判断が問われる/「ごっこ遊び」に目くじらを立てる人たち/愚かすぎる連帯責任/一律化した多様性/ケチをつける習性/女性を弱いと言ってはいけないのか/噛みつき方がズレすぎている/これが「頭がおかしい」以外の何なのだ/訂正放送ができないNHK/救急車の有料化/「女子枠」は差別ではないのか/転職を考える君へ

2 きれいごと社会
駆け込み需要の怪しさ/イワシの権利代弁者/匿名できれいごとを言う人/朝日に「商業利用」批判の資格はない/行き過ぎた「差別是正」/愛読書が個人情報に?/トイレとは窮地のオアシスである/なぜそんなに電話をかけたいのだ/フェイクはだか/「生活保護のしおり」から消えた文章

3 奇妙な話
人形と結婚したい/意外なパイオニア/32万円のチキンサンド/マネーフンダリング/タクシードライバーの事件簿/新潟の人口が日本一だった時代/孤独死の裏にあるもの

4 重い罪と軽い罰
死刑は残虐だという人たち/死刑の執行猶予/受刑者さまのお通りだ/受刑者の自由をどこまで認めるか/コロナと借りパク/ペットボトルで人は殺せる/駅ホームの野獣/温情判決にもほどがある/最低最悪の痴漢

5 不毛な教育
行き過ぎた事なかれ主義/カンニングは卑怯ではないのか/区別と差別の区別がつかない人たち/金で教員を釣れるのか/これぞ教科書問題だ/高校野球の矛盾/税金を××大学に捨てるのか/女子高をなくしていいのか/国際化よりも大切なことがある/子供に有給休暇は必要か/掃除の教育効果とは/給食における共産主義/金融教育の重要性について/みんなは一人のために

6 あふれる邪心
電動キックボード利権の被害者/メッキがはがれた議員/ポイントバラマキに呆れる/秘書特権を見逃すな/移民の「住みやすさ」と住民の「住みやすさ」/政治家がチャリティーをアピールする怪しさ/震災報道に異議あり/サインを換金するな/無限失業保険

7 犯罪の多様性
奇妙な修行/仕上げに盛り付けを/伝説の男、復活す/住所不定お湯不足/信仰心は身を助けない/ワンコイン逮捕/能力の無駄遣い/気になる動機/斬新なサバ読み/募金先は自分です/マヨラーの罪/風俗店常連の純情/子供限定泥棒/心霊スポットの恐怖/ロマンスは金になる/ポイント還元我田引水/なぜスマホを使わないのか/高級時計は何のためにあるのか/システムを過信すると/若さのバカさ/適性のある仕事/永遠に届け出中

あとがき

書誌情報

読み仮名 クルッタセカイ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 208ページ
ISBN 978-4-10-611071-9
C-CODE 0230
整理番号 1071
ジャンル 社会学、思想・社会
定価 968円
電子書籍 価格 968円
電子書籍 配信開始日 2024/12/18

著者プロフィール

百田尚樹

ヒャクタ・ナオキ

1956(昭和31)年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』(本屋大賞受賞)『モンスター』『大放言』『鋼のメンタル』『大常識』等著書多数。

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