【特集】現場を知る人の医療小説
中山祐次郎/前川ほまれ/山口未桜/秋谷りんこ/午鳥志季/愛野史香
小説新潮 2026年4月号
(毎月22日発売)
| 発売日 | 2026/03/21 |
|---|---|
| JANコード | 4912047010460 |
| 定価 | 1,000円(税込) |
【特集】現場を知る人の医療小説
◆中山祐次郎/麻酔からの覚醒 麻布中央病院外科
──急患で運び込まれた中年男性。その体にあった痕跡は
◆前川ほまれ/ラムネ記念日
──17歳の夏。潮風が吹く畦道。私は薬をやめたかった
◆秋谷りんこ/夜明け前に走れ
──整形外科唯一の男性看護師・星宮が受け持つのは……
◆午鳥志季/おっさんドクター、うな重を食う。
──中間管理職なんてやってられるかー! 病院を飛び出した俺は
◆愛野史香/壁の向こうに届ける
──医療従事者のアンカー、薬局薬剤師。知られざる苦悩は
◆山口未桜/夜に鍵を開ける
──深夜に鳴ったオンコールの知らせ。娘の眠るベッドを抜け出し
【小特集】時代小説花ざかり
◆佐藤賢一/金吾の鱚 釣り侍
──国元を離れ単身江戸へ。自慢の釣り竿は置いてきた、が
◆赤神 諒/藤袴の花の色は
──全てが対照的な腹違いの姫。なのに愛したのは同じ男で
◆天羽 恵/青空に誓う
──髪結いの女ばかりを狙った事件。辰五郎は調べを進める
【『君の不在の夜を歩く』刊行記念インタビュー】
◆窪 美澄 取材・構成 瀧井朝世/お別れの正解を知りたくて
──三十八歳の男女五人。一人の自死をきっかけに揺り動かされる彼らの人生に託した思いとは
【新連載エッセイ】
◆中前結花/東京にいてるんよ。
──関西から上京してきたエッセイストが綴る、ドラマのような「東京物語」
【読み切りマンガ】
◆福岡太朗/超知的! しもねた部
──「ゆる言語学ラジオ」の堀元見著『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』が漫画に!
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆彬子女王×池辺 葵/赤と青のガウン
◆こうの史代/かぐやサン
◆西原理恵子/ねこいぬ漫画かき
◆平松洋子/昆布と大阪
◆群ようこ/じじばばは生きている
◆山脇りこ/ソロソロ、ひとり 私のためのひとりじかん
【新作映画紹介】
◆紙の上の映画館
◆本の森──新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈SF・ファンタジー〉北村浩子
〈ノンフィクション〉東えりか
【好評連載小説】
◆奥田英朗/府中某重大事件
◆垣谷美雨/酷暑避難民たちの方舟
◆小池真理子/ソリチュード
◆原田マハ/晴れの日の木馬たち
◆宮城谷昌光/掌中小説 平原君の災難
【バラエティコラム】
〈あのとき聴いた音楽〉浅井晶子
〈うれしい買い物〉早乙女ぐりこ
「日本ファンタジーノベル大賞2027」募集要項
第十三回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告
この号の誌面
編集長から
医師、看護師、薬剤師──現場を描く医療小説
生と死、喜びと悲しみが交差する──それが医療現場の最前線。そんな場所で真摯に働いてきた、もしくは現役バリバリでお仕事されている書き手だけにお願いしたのが今回の特集「現場を知る人の医療小説」です。医師、看護師、そして薬剤師。人生で必ずお世話になっているのに、まったく知らなかった世界がそこには広がっていました。消えそうな命を前にした時の葛藤や苦悩、ハードな日々の中に訪れるささやかな充実……「麻布中央病院外科」シリーズが絶好調の中山祐次郎さん、『禁忌の子』で華々しくデビューを飾った山口未桜さんをはじめとする六人の書き手が、経験者ならではのリアルな筆で読ませます。
三月に単行本が発売された佐藤賢一さんの『釣り侍』。主人公は暇さえあれば釣りに行きたい中堅藩士、言うなれば時代小説版「釣りバカ日誌」の新シリーズが本誌でスタートします。国詰めだった主人公も今作では江戸に単身赴任、果たしてその釣果は!?
小説新潮編集長 西麻沙子
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バックナンバー
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雑誌から生まれた本
小説新潮とは?

小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。
時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。
小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。
目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。
言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。
























































