今月の表紙の筆蹟は、村上春樹さん。
波 2026年8月号
(毎月27日発売)
| 発売日 | 2026/07/28 |
|---|---|
| JANコード | 4912068230861 |
| 定価 | 100円(税込) |
筒井康隆/馬の精神病 シリーズ第36回
阿川佐和子/やっぱり残るは食欲 第107回
【瀬尾まいこ『はじまりのスープ、夏ゼリー』刊行記念特集】
原田ひ香/優しい出汁のように
倉本さおり/味だけでは完結しないもの
【村上春樹『夏帆─The Tale of KAHO─』刊行記念特集】
池澤春菜/目が眩むほど眩しい、ゆえに
平松 麻/夏帆が呼び寄せたもの
ジュンパ・ラヒリ、中嶋浩郎 訳『ローマ物語』(新潮クレスト・ブックス)
ヤマザキマリ/ローマの片隅に微かな幸福を探して
畠中 恵『おにがわらう』
吉田大助/助手であり助言者
佐伯一麦『水平と垂直』
青山七恵/ガラス扉の向こうへ
阿津川辰海『少女は殺人の夢を見る』
荒岸来穂/読書会を開く、世界を拓く
阿部智史『ゲームしながら受験で勝つ!─医師が教える子どもが自ら学び出すセルフコントロール力─』
ぎん太/令和にゲームとどう付き合う?
仁科 斂『丹心/まごころ』
渡邊英理/現代中国を舞台に(再)開発の輻輳的な力関係を描く
井上章一『日本人はなぜ家で靴を脱ぐのか─土足禁止の精神史─』(新潮選書)
林 丈二/ヨーロッパではなぜ赤ん坊が靴を履くのか
寺越陽子『高畑勲と「火垂るの墓」─「幻の脚本」と「7冊の構想ノート」を読み解く─』
[書評インタビュー]西川美和/ずっと「火垂るの墓」を意識してきた
【回想記】
バッキー井上/裏寺の記憶。脂くさかったあの頃と、親父とソフィア・ローレン。
【特集「新潮文庫の100冊」の50年】
[エッセイ再録]お蔵出し! たくさんの夏、たくさんの本。
遠藤周作/文庫の役割り
小林秀雄/読書の楽しみ
松本清張/特性
沢木耕太郎/本を噛む
筒井康隆/青春時代の読書
黒柳徹子/好きな本を好きな時に
小林信彦/文庫の効用
宮本 輝/贅沢な青春
椎名 誠/ヨロコビの文庫本
三浦綾子/文庫本と私
小川洋子/夜の高田馬場
江國香織/本屋の床に座り込んで
林真理子/本に魅せられ、本と共に生きる
小野不由美/悪癖
大江健三郎/本の読み方
[座談会]恩田 陸×大森 望×吉田伸子×南陀楼綾繁/「新潮文庫の100冊」総まくり座談会[後編]
【私の好きな新潮文庫】
佐伯ポインティ/背伸びして読みたい三冊
向田邦子『思い出トランプ』
伊丹十三『女たちよ!』
佐藤 優『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』
【今月の新潮文庫】
D・V・ビショップ、熊谷千寿 訳『フィレンツェに悪魔が彷徨う』
辻田希世子/十六世紀の犯罪捜査官、そのアウトローな魅力
【コラム】
[とんぼの本]編集室だより
広尾 晃『高野連』(新潮新書)
広尾 晃/大嫌いな「高校野球」について書こうと思った理由
【連載】
千葉雄大/家賃を払わない同居人 第5回
三宅香帆/福澤諭吉をよみなおす 第2回
下重暁子/九十歳、それがどうした 第15回
椎名 誠/こんな友だちがいた 第24回
梨木香歩/猫ヤナギ芽ぶく 第27回
古市憲寿/絶対に挫折しない教養入門 第12回
シリ・ハストヴェット、柴田元幸 訳/ゴースト・ストーリーズ 第7回
高木 徹/東京裁判 11人の判事たち 第9回
編輯後記 いま話題の本 新刊案内 編集長から
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
波とは?

1967(昭和42)年1月、わずか24ページ、定価10円の季刊誌として「波」は誕生しました。新潮社の毎月の単行本の刊行数が10冊に満たず、新潮文庫の刊行も5冊前後という時代でした。こののち1969年に隔月刊に、1972年3月号からは月刊誌となりました。現在も続く「表紙の筆蹟」は、第5号にあたる1968年春季号の川端康成氏の書「風雨」からスタートしています。
創刊号の目次を覗いてみると、巻頭がインタビュー「作家の秘密」で、新作『白きたおやかな峰』を刊行したばかりの北杜夫氏。そして福田恆存氏のエッセイがあって、続く「最近の一冊」では小林秀雄、福原麟太郎、円地文子、野間宏、中島河太郎、吉田秀和、原卓也といった顔触れが執筆しています。次は大江健三郎氏のエッセイで、続いての「ブックガイド」欄では、江藤淳氏がカポーティの『冷血』を、小松伸六氏が有吉佐和子氏の『華岡青洲の妻』を論評しています。
創刊から55年を越え、2023(令和5)年4月号で通巻640号を迎えました。〈本好き〉のためのブックガイド誌としての情報発信はもちろんのことですが、「波」連載からは数々のベストセラーが誕生しています。安部公房『笑う月』、遠藤周作『イエスの生涯』、三浦哲郎『木馬の騎手』、山口瞳『居酒屋兆治』、藤沢周平『本所しぐれ町物語』、井上ひさし『私家版 日本語文法』、大江健三郎『小説のたくらみ、知の楽しみ』、池波正太郎『原っぱ』、小林信彦『おかしな男 渥美清』、阿川弘之『食味風々録』、櫻井よしこ『何があっても大丈夫』、椎名誠『ぼくがいま、死について思うこと』、橘玲『言ってはいけない』、ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』、土井善晴『一汁一菜でよいと至るまで』などなど。
現在ではページ数も増えて128ページ(時には144ページ)、定価は100円(税込)となりました。お得な定期購読も用意しております。
これからも、ひとところにとどまらず、新しい試みを続けながら、読書界・文学界の最新の「波」を読者の方々にご紹介していきたいと思っています。





































