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2017年3月27日(月)19:00〜20:30(受付開始18:30)
『ビニール傘』(岸政彦著)刊行記念トーク
2017/03/03
応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。ならず者の頭目ながら骨皮道賢(ほねかわどうけん)は権力側に食い込んで市中警護役を任され、浮浪の徒・蓮田兵衛(はすだひょうえ)は、ひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇。
源平合戦から応仁の乱まで、中世の二百年間ほど「死」が身近な時代はなかった――。手柄より死を恐れた武士たち、悪人ばかりではなかった「悪党」、武家より勇ましいお公家さん、戦時立法だった一揆契状……「下剋上」の歴史観ばかりにとらわれず、今一度、史料をひもとき、現代の私たちの視点で捉え直してみれば、「戦争の時代」を生きた等身大の彼らの姿が見えてくる。注目の若手研究者が描く真の中世像。
2017/02/28
三度目ならぬ、四度目の正直――。山下澄人氏が「しんせかい」で、第156回芥川賞を受賞しました。 過去三度の候補作は飛び移る視点やシャッフルされた時制を持ち味としてきましたが、今作ではあえてそれらの特徴を封印。作家本人を思わせる19歳の青年・山下スミトを主人公に、人里離れた演劇塾で起きた出来事を物語に昇華し、選考会では「王道の青春小説」として高い評価を得ました。 とはいえ …
2017/02/27
芥川賞作家・又吉直樹さん(36)の小説第2作「劇場」を一挙掲載する「新潮」4月号の発行部数が、文芸誌としては極めて異例の「4万部」となりました。同誌の発行部数は通常は1万部前後ですが、2週間前に「又吉さん待望の第2作を掲載」と報じられて以来、書店や読者からの反響は大きく、平成以降では「過去最多」となる4万部の発行が決まりました。 …