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2017/03/03
源平合戦から応仁の乱まで、中世の二百年間ほど「死」が身近な時代はなかった――。手柄より死を恐れた武士たち、悪人ばかりではなかった「悪党」、武家より勇ましいお公家さん、戦時立法だった一揆契状……「下剋上」の歴史観ばかりにとらわれず、今一度、史料をひもとき、現代の私たちの視点で捉え直してみれば、「戦争の時代」を生きた等身大の彼らの姿が見えてくる。注目の若手研究者が描く真の中世像。
2017/02/28
三度目ならぬ、四度目の正直――。山下澄人氏が「しんせかい」で、第156回芥川賞を受賞しました。 過去三度の候補作は飛び移る視点やシャッフルされた時制を持ち味としてきましたが、今作ではあえてそれらの特徴を封印。作家本人を思わせる19歳の青年・山下スミトを主人公に、人里離れた演劇塾で起きた出来事を物語に昇華し、選考会では「王道の青春小説」として高い評価を得ました。 とはいえ …
2017/02/27
芥川賞作家・又吉直樹さん(36)の小説第2作「劇場」を一挙掲載する「新潮」4月号の発行部数が、文芸誌としては極めて異例の「4万部」となりました。同誌の発行部数は通常は1万部前後ですが、2週間前に「又吉さん待望の第2作を掲載」と報じられて以来、書店や読者からの反響は大きく、平成以降では「過去最多」となる4万部の発行が決まりました。 …
2017/02/24
独りであること、未熟であることを認識の基点に、青春を駆けぬけていった一女子大生の愛と死のノート。学園紛争の嵐の中で、自己を確立しようと格闘しながらも、理想を砕かれ、愛に破れ、予期せぬうちにキャンパスの孤独者となり、自ら生命を絶っていった痛切な魂の証言。明るさとニヒリズムが交錯した混沌状態の中にあふれる清冽な詩精神が、読む者の胸を打たずにはおかない。
2017/02/23
吸い付くような上質で柔らかいカーフ(子牛革)を使用した2ウェイショルダーバッグ。1975年創業でフランス政府に無形文化財企業と認定されたバッグメーカー、ジャン・ルイ・フレの製品。 なめしの工程で、革の表側をサンドペーパーで加工した後、オイルに漬け込んで、より柔軟性に富んだ質感と深みのある色合いのレザーに仕上げている。復元力の高い皮革のため傷がつきにくく、使い込むほどに手になじみ、経年変化が味わ …