ホーム > 文学賞 > 川端康成文学賞 > 過去の受賞作品 > 第46回 川端康成文学賞 受賞作品

川端康成文学賞

主催・公益財団法人 川端康成記念会 後援・株式会社 新潮社 発表誌:「新潮」

最新情報

2022/07/13 第35回 三島賞・岡田利規さん、山本賞・砂原浩太朗さん 第46回 川端賞・上田岳弘さん 受賞スピーチ

第46回 川端康成文学賞 受賞作品

旅のない

上田岳弘

「群像」2021年5月号

受賞作は2022年5月7日発売の「新潮」6月号に、各選考委員の選評も併せて掲載します。

上田岳弘さんのスピーチ

関連リンク

受賞のことば

 受賞作「旅のない」を十全に楽しんでもらうには、表題である短編集『旅のない』(講談社刊 1650円)を買っていただき全四編をお読みいただいた方がよいかもしれない。加えて、作中人物の村上(偽名)は、出たばかりの長編『引力の欠落』(KADOKAWA刊 2090円)にも登場しており、あわせて読んでいただければさらに楽しんでいただけると思うし、もっといえば「稀代のマンネリ作家」と罵倒され続けている僕の作品のひとつであるのだから、『ニムロッド』(講談社文庫 660円)、『キュー』、『塔と重力』、『異郷の友人』、『私の恋人』、『太陽・惑星』(すべて新潮社 計6919円)も読んでいただければなお深く味わえるだろう。多くの時間と費用を消費いただくのはとても恐縮ではあるけれど。
 ただ、こうも思う。うまくいった短編小説には、そのわずかな頁に僕のこれまでと、もしかしたら、これからの多くが詰まっている。まるで、ある一日が時にその人の人生すべてを表しているように。

上田岳弘氏略歴〕

1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学卒業。2013年「太陽」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2015年、「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『塔と重力』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2019年、「ニムロッド」で芥川龍之介賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『異郷の友人』『キュー』『旅のない』『引力の欠落』など。

選考委員

過去の受賞作品

新潮社刊行の受賞作品

受賞発表誌