夜露死苦現代詩2.0

ストリート生まれ、音楽を

第3回 夢もなく生きるならせめて笑え――鬼

鬼
『小名浜』
『シャンパンコール』
『精神病質』
『おもちゃ』
『つばめ』
『またね』

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立ち読み(本誌記事より)

(文・都築響一)

「鬼一家」と名づけられたヒップホップ・ユニットを率いる「鬼」は1978(昭和53)年、福島県いわき市の小名浜に生まれた。今年33歳になるラッパーである。
 父親は会社勤め、母親は喫茶店を経営しながら、フォークソングを歌う歌手でもあった。

鬼

福島県いわき市の小名浜出身のMC。ソロでの活動の他ヒップホップ・ユニット「鬼一家」のリーダーと、元犬式のDrum Kakinuma、The Funky PermanentsのBassの3パースバンド「ピンゾロ」として現在東京を拠点に活動中。哀愁を帯びたディープな現実を淡々と剥き出しの言葉に現した数々はドロ臭くも心に沁みる。

NEWS
湊
「つばめ」「またね」を収録した、鬼の最新アルバム『湊』の詳細はこちら>>
(株)ラストラム・ミュージックエンタテインメント
 iTunesからのダウンロードはこちら 

『湊』に収録されている「自由への疾走」のPVの視聴はコチラ>>

都築響一(つづき・きょういち)
1956年、東京生まれ。現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で編集・執筆活動を続ける。93年、東京のリアルな居住空間を捉えた『TOKYO STYLE』を発表。96年には『ROADSIDE JAPAN』で第23回木村伊兵衛賞を受賞。『賃貸宇宙』『着倒れ方丈記』『バブルの肖像』『現代美術場外乱闘』『天国は水割りの味がする』など著作多数。今回の連載は、街角に隠れた言葉で日本の現在を映し出した『夜露死苦現代詩』(05年から06年にかけて『新潮』に連載)に続く形となる。
都築響一

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