新潮200307号/表紙
新潮

The Shincho
Monthly
July
2003


6月7日発売
特別定価950円

博士の愛した数式(三八〇枚)……小川洋子
スピログラフ(二二五枚)…………鈴木清剛

第十六回三島由紀夫賞発表
【受賞作】
「阿修羅ガール」…………舞城王太郎
【選評】筒井康隆 宮本輝 高樹のぶ子 福田和也 島田雅彦
【最新作】 「川を泳いで渡る蛇」……舞城王太郎
新潮2003年7月特大号目次

博士の愛した数式(三八〇枚)……小川洋子
 タイガースが惜しくも優勝を逃した'92年。記憶力を失った天才数学者と一組 の母子は、数の無限から生の無限を学び、友愛数から人を慈しみ愛することの 意味を知った――。


◆スピログラフ(二二五枚)…………鈴木清剛
 もしもし、今って大丈夫? 僕らは携帯電話で絶望と希望を交換する。閉じ込 められながら確かに動いている生の螺旋(スパイラル)。


◆掌…………………………伊井直行
◆夕子ちゃんの近道………長嶋 有

◆「紙葉の家」著者の初短篇
 真夜中のすべての光――サルバトーレ・ヌフロ・オレホン『エロrの物理学』
 とリヴィア・バッシル『物理学の心理学』……マーク・Z・ダニエレブスキー
                           嶋田洋一 訳・解題

■クロスロード 憲法に連続する問題………山城むつみ
■2003年文学の旅 疾走するタトゥ、犬を喰うグリシコヴェツ………沼野充義

■新潮
E・A・T――芸術と技術の実験 一柳 慧
アマゾンの読経 岡村 淳
『たいふう』に吹き飛ばされて いしいしんじ

■第36回《新潮新人賞》応募規定

第十六回三島由紀夫賞発表
【受賞作】(冒頭)
「阿修羅ガール」…………舞城王太郎

【選評】筒井康隆 宮本輝 高樹のぶ子 福田和也 島田雅彦

【最新作】
「川を泳いで渡る蛇」……舞城王太郎

追悼・三枝和子 穏やかな先駆者
笙野頼子

〈出来事〉の検証 文壇の野蛮人
川村 湊

新連載 文学の葉脈(一) 田山花袋『蒲団』
秋山 駿

八〇年代以後――大江健三郎と中上健次(3)
井口時男

■本

村上龍『どこにでもある場所とどこにもいないわたし』 陣野俊史
渡部直己『かくも繊細なる横暴 日本「六八年」小説論』 丹生谷貴志
平野啓一郎『高瀬川』 小野正嗣
島田雅彦『楽しいナショナリズム』  秀実

■連載完結 イデオロギーズ(完)──愛(下)…福田和也
■文芸時評………………………………………………鈴村和成

■連載

モーツアルト断章(七) 遠山一行
遠遠くて近松物語(十四) 渡辺 保
河岸忘日抄(十一) 堀江敏幸
時計台(十三) 加賀乙彦
父の肖像(三十) 辻井 喬

編集長から
このホームページでは、月刊文芸雑誌「新潮」の内容紹介と記事の一部抜粋をご覧頂けます。「新潮」7月号は特別定価950円(税込)で全国書店にて発売中です。