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【ミステリ特集】あまりに魅力的な謎
今野 敏/伊与原新/青本雪平/上條一輝/月原 渉/櫻田智也

小説新潮 2026年10月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2026/09/24

発売日 2026/09/24
JANコード 4912047011061
定価 1,000円(税込)
■目次
【ミステリ特集】あまりに魅力的な謎

◆今野 敏/失当 隠蔽捜査12〈新連載〉
──相模原の湖に沈んだ遺体。神奈川県警刑事部長の竜崎が難事件に挑む、待望の新章開幕!

◆伊与原新/サジタリウスの孤独
──聖域で見上げる星空のおかげで、あたしは生きてこれた

◆青本雪平/ウィキノーツ
──※この記事には嘘つきが隠れています。ご注意ください

◆上條一輝/忘れられた家の上でも
──便利屋に舞い込んだのは、家主が失踪した廃屋での捜し物で

◆月原 渉/妃水館の殺人
──硫酸槽のある館を訪ねてきたのは新しい使用人で──

◆櫻田智也/彼女の不在 J県警媛上署捜査係
──高齢男性を助けたことをひた隠す女子中学生の真意とは

【『少年ABCの完璧な選択』刊行記念対談】
◆結城真一郎×結城真一郎/はじめまして、結城真一郎です。
──結城が笑い、結城が唸る。法と物語を巡る脅威のシンクロニシティ・トークをご覧あれ
第十三回「新潮ミステリー大賞」決定発表

〈優秀賞〉
◆駒津 慧/「アイの捧げもの」(抄)
──割の良いバイト。最新AIの治験に参加した枦山はそう思っていた。事件が起きるまでは

〈選評〉
道尾秀介/湊かなえ
【十月刊の書き下ろし新作、先行掲載】
◆荻堂 顕/あいされるためのたたかい(抄)
──いざ、デスゲームの臨界点へ。次代の旗手が到達した弩級の一冊、その片鱗を特別公開!
【小野不由美『幽冥の岸 十二国記』刊行記念】
◆こいしゆうか/はじめての十二国記
──ニガテ要素しかないファンタジー小説なんて、読めるのか……?
【連載第二回】
◆中山七里/天邪鬼の戯画 警視庁サイバー犯罪対策課
──動機、一切不明。社会を攪乱させる生成AIクリエイターの正体とは
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆彬子女王×池辺 葵/赤と青のガウン
◆こうの史代/かぐやサン
◆西原理恵子/ねこいぬ漫画かき
◆中前結花/東京にいてるんよ。
◆益田ミリ/今夜の感じ
◆群ようこ/じじばばは生きている 最終回
◆本の森──新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈SF・ファンタジー〉北村浩子
〈医療・介護〉杉江松恋
【好評連載小説】
◆奥田英朗/府中某重大事件
◆乃南アサ/大奪還! ゆりかご団地の隠しごと
◆原田ひ香/葬儀のあとで
◆原田マハ/晴れの日の木馬たち
◆宮城谷昌光/掌中小説 幻術
【バラエティコラム】
〈あのとき聴いた音楽〉恩蔵絢子
〈もういちど会いたい〉雨井湖音
第二十五回「小林秀雄賞新潮ドキュメント賞」決定発表
次号予告

この号の誌面

編集長から

裁判官×作家
同姓同名の幸福な邂逅

 今から六年前の話です。デビュー二作目を刊行した作家、結城真一郎さんのもとにファンレターが届きました。差出人の名は「結城真一郎」。同名の東京地裁裁判官の名刺が同封されていました。そして時は今、リーガルミステリ『少年ABCの完璧な選択』を上梓した結城さんが、裁判官の結城さんを招いて対談を敢行。作家のお名前はペンネームですが、他にも偶然と思えぬ繫がりが次々に明るみに出て、話は大いに盛り上がりました。二人がタッグを組んだミステリ小説、ぜひいつか読んでみたいと熱望しています。
 その結城さん(作家)が輩出した新潮ミステリー大賞、今回で第十三回を迎えます。道尾秀介さん、湊かなえさんによる選評と、優秀賞受賞作をご紹介。さらにお待たせしました、今野敏さんの大人気シリーズ〈隠蔽捜査〉の新連載がスタート! 相模原の湖で発見された身元不明の遺体、神奈川県警刑事部長の竜崎は果たしてどう動く? 今後の展開に乞うご期待です。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞

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