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【特集】生まれたての作家たち2026
兵藤るり/灰谷 魚/大庭 繭/加賀谷きよい

小説新潮 2026年6月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2026/05/22

発売日 2026/05/22
JANコード 4912047010668
定価 1,000円(税込)
■目次
【特集】生まれたての作家たち2026

◆兵藤るり/フライドチキンを拾った日
──いつもの道。いつものコンビニ。いつもと違う……チキン?

◆灰谷 魚/この悲しみは開発中のものです
──トオノは殺された。でも、毎日現れる。僕の前にだけ

◆大庭 繭/へびの緒
──「始めてみてもいいんじゃない?」そんな夫の言葉に私は

◆加賀谷きよい/彼岸花鬼譚
──鬼と人間が共存する世界で茨木童子が出会ったのは──
【小特集】森見登美彦と奈良をゆく

〈対談〉
◆あをにまる×森見登美彦/奈良で天下を取りにいく
──物語としての古都から知られざる秘境まで──同郷のふたりが語る、個人的大和路ストーリー

〈エッセイ〉
◆森見登美彦/大和川
──京都と奈良、二つの都に引き裂かれてきた作家の原風景は

◆あをにまる/推し古都
──正倉院展に行きませんか? 覚悟を決めて推しを誘ったら
【『みんな、好きが下手』刊行記念対談】
◆宮島未奈×小林早代子/今、書きたいのは「明るい」小説
──「どこか同志的なものを感じます」全く違う環境で生きてきた二人が、物語に求めるもの
【特選読み切り】
◆中山祐次郎/医師は木を見る、森を見る 麻布中央病院外科
──東都大病院から来た脳外科医は、誰とも挨拶をしない堅物で

◆井上真偽/不朽の百合
──孫娘の郁美にせつが語るのは、遠いあの日の“優しい”話
【好評連載第二回】
◆乃南アサ/大奪還! ゆりかご団地の隠しごと
──碁会所に社交ダンス。亀老人を唆し、狙うは一攫千金?

◆原田ひ香/葬儀のあとで
──夫から届いた炊飯器。それは亡くなった義母のもので

◆田中兆子/淑女の戦争
──父の跡を継ぎ選挙に挑むかんなの前に立ちはだかるのは
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆彬子女王×池辺 葵/赤と青のガウン
◆こうの史代/かぐやサン
◆西原理恵子/ねこいぬ漫画かき
◆中前結花/東京にいてるんよ。
◆群ようこ/じじばばは生きている
◆山脇りこ/ソロソロ、ひとり 私のためのひとりじかん 最終回
◆本の森──新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈SF・ファンタジー〉北村浩子
〈医療・介護〉杉江松恋
【好評連載小説】
◆奥田英朗/府中某重大事件
◆垣谷美雨/酷暑避難民たちの方舟
◆小池真理子/ソリチュード
◆原田マハ/晴れの日の木馬たち
◆宮城谷昌光/掌中小説 虎の変身
【バラエティコラム】
〈そのとき(わたしの)歴史が動いた〉滝沢志郎
〈もういちど会いたい〉中村季節
第四十五回「新田次郎文学賞」決定発表
「日本ファンタジーノベル大賞2027」募集要項
次号予告

この号の誌面

編集長から

京都vs.奈良。それは「勝ち目のない戦い」なのか!?

『夜は短し歩けよ乙女』など、京都を舞台とした作品群で知られる森見登美彦さん。てっきり京都出身かと思いきや、実は奈良生まれ奈良育ちなのだそう。「私の心はつねに京都と奈良に引き裂かれ」ているという森見さんに当地の魅力を語るのは、作家のあをにまるさん。「走れメロス」などの名作を奈良風味に換骨奪胎した『今昔奈良物語集』の著者で、X(旧ツイッター)の「卑屈な奈良県民bot」の中の人でもある彼が、ディープな南都から小ネタまでご案内します。お二人の対談を読めば、京都からふらっと近鉄特急に乗り、もう一つの古都を訪れたくなること請け合いです。
 対談がもうひとつ。この五月に『みんな、好きが下手』を上梓した小林早代子さんと「成瀬」シリーズで知られる宮島未奈さんです。お二人は「女による女のためのR-18文学賞」出身なのですが、実は他にも共通点があるそうで……。
 特集は「生まれたての作家たち」。フレッシュな四つの才能の競演です。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞

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