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【第37回山本周五郎賞決定発表】

小説新潮 2024年7月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2024/06/21

発売日 2024/06/21
JANコード 4910047010749
定価 1,000円(税込)
■目次
第37回山本周五郎賞決定発表】

[受賞作]青崎有吾/地雷グリコ(抄)
――頭脳バトルに挑む高校生らが賭けるのは――ミステリ界の旗手が描く究極のコンゲーム!

[受賞記念エッセイ]書いたものに、教えられながら

[受賞記念グラビア]
[選評]伊坂幸太郎/江國香織/小川 哲/今野 敏/三浦しをん
[歴代受賞作家競作]
◆荻原 浩/酒場の隅のすみ子さん
――もう一週間以上、すみ子さんの指定席は空席のままで……

◆窪 美澄/空夜
――菜乃子にとって自分は特別な存在だ。そう思いたかった

◆米澤穂信/名残
――常連客の大野さん。好物だった牛乳を飲まないのはなぜ

◆永井沙耶子/長崎こんぷら万華鏡 第三回
――通詞として出島に通ううち、光太は奇妙な誘いを受けて

◆早見和真/ハンセイ〈新連載〉
――たった一人の憧れだった兄が、一年前に自ら命を絶った
【特集】真夏の時代小説

◆武内 涼/東国大乱 壱 逆しまの道
――主君・山内上杉への怨みを晴らす。義兄と慕うあの人は

◆梶よう子/ほおずき、きゅっ みとや・お瑛仕入帖
――直孝に恋の予感と思いきや、成次郎の様子がおかしくて

◆千葉ともこ/国破れて山河在り 飲中八仙歌
――戦乱の中、杜甫は役目を果たすため家族の元を離れたが
【『万両役者の扇』刊行記念対談】
◆加藤シゲアキ×蝉谷めぐ実/役者の嘘に、贔屓は叫ぶ
――芝居の世界は全てが嘘? 共感と憧れを抱きながら、演劇論を交わしたくなるお相手とは
【特別エッセイ】
◆宮城谷昌光/「公孫龍」連載を終えて
――完結に寄せて、ついに明かされる影の英傑の誕生秘話!
【『ブルーマリッジ』刊行記念対談】
◆島本理生×カツセマサヒコ/誰もが武器を持つ世界で
――被害者であり、加害者でもある。その表裏を考え抜いて
【連載第二回】
◆朝井まかて/少女時代
――少女雑誌へ投稿するペンネームに頭を悩ませる健一だが

◆白尾 悠/羽根は、青
――同じホームレスとは限らない。俺には関係ない。でも――
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆いしいひさいち/剽窃新潮
◆角幡唯介/地図なき山―日高山脈48日漂泊行― 最終回
◆川上和人/鳥類学者の半分は、鳥類学ではできてない
◆くどうれいん/くどうのいどう
◆こいしゆうか/くらべて、けみして 校閲部のじゅうさん
◆西原理恵子/ねこいぬ漫画かき
◆東村アキコ/おんな追分
◆堀元 見/読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全
◆ワクサカソウヘイ/現実クエスト攻略記
【バラエティコラム】
〈あのとき聴いた音楽〉金子玲介
〈もういちど会いたい〉葉山莉子
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈歴史・時代〉田口幹人
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
〈恋愛・青春〉高頭佐和子
【好評連載小説】
◆岩井圭也/沸点
◆伊吹有喜/あかりの島
◆恩田 陸/追憶の五重奏
◆川越宗一/満腔まんこうの熱血
◆桐野夏生/ダークネス
◆中島京子/水は動かず芹の中
◆長浦 京/ソリスタ
◆原田マハ/晴れの日の木馬たち
◆はらだみずき/されどめぐる季節のなかで
◆宮城谷昌光/公孫龍 最終回
◆柚木麻子/フリーデリーケの長い夏
◆吉川トリコ/裸足でかけてくおかしな妻さん
第十二回「新潮ミステリー大賞」募集要項
「日本ファンタジーノベル大賞2025」募集要項
次号予告

この号の誌面

編集長から

完全な世界、親切な小説

 完全な世界を構築してみせるけれど、絶対に読者を置いてきぼりにしない。青崎有吾さんの『地雷グリコ』からは、そんな強い意志を感じました。去る五月一六日の山本周五郎賞選考会。他の作品も含めて、議論は「山本賞にふさわしいか」という一点を目指して進んでいきました。歯切れのよい文章、生き生きしたキャラクター、懇切丁寧な説明(こんなに図解の入った小説を初めて読んだかも)、全編を通してほのかに漂う青春への感傷。ゲームのルールをすべて理解はできなくても、夢中でページをめくってしまう力がそこにはありました。受賞を心からお祝いします。
 歴代受賞作家の競作では早見和真さんの新連載「ハンセイ」がスタート。自死した兄の謎を追う弟のありように胸が痛みますが、どうやら一筋縄ではいかない予感もします。加藤シゲアキさんと蝉谷めぐ実さんの対談では、現役で板の上に立つ者だけが語ることのできる役者論を展開。ファンならずとも必読です。

小説新潮編集長 西麻沙子

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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