2006年11月 3日
新潮社の会議室にて


▲これまで刊行された『ローマ人の物語』の第1巻から第14巻までを机の上に並べ、カバーの変遷について、想いをめぐらす。本のカバーが与えるインパクトの大切さについて、塩野氏は第1巻当初から徹底してこだわってきた。


▲「なぜ、ローマ史に15年もかけて取り組んだのかとよく聞かれるけど、要するに、他人(ひと)がやらないことをやろうと思ったのよ」と語る塩野氏。


▲最終第15巻『ローマ世界の終焉』のカバーについては、すでに装幀案は2案に絞られていた。それぞれについて、色合いから図柄など細部にいたるまで、さまざまな角度から綿密に検討を加えていく。


▲編集サイドと熱い議論を重ねた末、最終的に「これで行きましょう。お願いします」と結論が出た。実際、どういう装幀が選ばれたかは、12月15日の刊行をお待ちいただきたい。乞うご期待。