2009年2月 8日
歴史を学ぶことの意味とは(名古屋・星野書店でのサイン会)

 さて、塩野七生さんのサイン会ツアー、第3回は星野書店(名古屋)にて行われました。新幹線の名古屋駅を降り、星野書店に向う前に、まずはテレビ愛知へ。取材を受けます。聞き手は相澤伸郎アナウンサー。

『ローマ亡き後の地中海世界』の最後を飾るにふさわしい、大攻防戦の行われたマルタ島に行ったことがあるという相澤アナウンサーと和やかな、そして時に真剣なお話。「歴史を学ぶことの意味は?」という質問には、「私たちの時代には情報があふれています。横に流れていく一方である情報を正しく理解するためには、縦軸としてその情報を分析することができる、歴史を学ぶことが必要」というお話には、スタッフ一同思わず聞き入りました。放送日が決まりましたら、こちらのページにてお知らせしますので、ぜひご覧下さい。

 いよいよ次に向うのは、こちらもたくさんの読者の方がお待ち下さっている星野書店。エレベーターから降りてすぐのスペースには、新作『ローマ亡き後の地中海世界』だけではなく、『ローマ人の物語』シリーズのコーナーが! まだまだ注目のシリーズです。



 今回ももちろん、読者の方にも席にお着きいただいてのサイン会です。読者の方ひとりひとりのお名前を丁寧にお書きになる塩野さん。「間違えては失礼だから」と、漢字や読み方を確認してから、サインをしていらっしゃいました。



「娘に塩野さんのお名前をつけさせていただいたんです」という読者の方のお話には、塩野さんも嬉しそうなご様子でした。


▲ローマ時代のコインに興味をお持ちの読者の方には、カバー写真に使用したコインをペンダントに仕立てたアクセサリーを披露