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【特集 怪奇と幻想の宴】芦沢 央/飴村 行/小田雅久仁/柿村将彦/木内 昇/三好昌子

小説新潮 2018年2月号

(毎月22日発売)

980円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/01/22

発売日 2018/01/22
JANコード 4910047010282
価格 980円(税込)
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怪奇と幻想の宴


【特集 怪奇と幻想の宴】
――鏡に映る謎の少女、狼の真似をする級友、人の悩みを喰うという男……。いずれ劣らぬ不可思議な登場人物が誘うその先には、あなたが行ったことのない異界が待ち構えている

芦沢 央/誰かの怪異
――新築同様の2K角部屋で月3万円、素晴らしい物件と思ったが

◆飴村 行/ゴルゴダ
――伯父から届いた一通の手紙と家の鍵。その家に向かってみると

小田雅久仁/ミカラダ(二ヶ月連続掲載)
――幼い頃、いじめていた女子に再会した俺。彼女の意外な変化とは

◆柿村将彦/狼男少年
――狼男のまねをするクラスメイト。私は彼が気になって仕方ない

木内 昇/宵待祠の喰い師
――溜め込んだ嫌な思いを、話すだけで喰ってくれる喰い師とは

◆三好昌子/百鬼遊行絵巻 風の段
――絵師光信の腕試しと義政が与えた画題は、まるで禅問答で……

【『カンパニー』宝塚歌劇化記念座談会】
伊吹有喜×珠城りょう×愛希れいか/「努力、情熱、仲間」と共に
――宝塚月組公演の開幕が間近に迫る中、原作者と主役二人それぞれが「カンパニー」に懸ける熱い想いを語る

【小説シリーズ始動】
◆松尾 潔
――小説誌初登場、だがこれは必然だったろう。氏の隣にはいつも物語があったのだから

◇〈小説〉Who’s Who
――昔の恋人の生まれ育った地に降り立った信。探していたのは――

◇〈アンケート〉どうして小説なのか
――創作の原点から今後の展望まで。簡明直截にぶつけた質問状

【特選短編小説】
井上荒野/ペルー
――二人が「ペルー行き」を明日決行することにした、イブの夜

野中 柊/星降る夜 猫をおくる
――「猫寺」で働き始めた瑞季のもとに飛び込んできた真っ白な子猫

畠中 恵/ひと月半 しゃばけ
――若だんなが死んじゃった!? 長崎屋に三人の死神が現れて……

原田ひ香/住民会議 (前編)
――建て替えか、存続か。マンションの存亡をかけた会議が始まった

【連載第二回】
加藤 廣/余録・天草の乱 第一部・後編
熊谷達也/我は景祐かげすけ

小説新潮作家名鑑
森見登美彦
――奈良在住の人気作家が、度々訪れるという名所で見せた素顔

【バラエティコラム】
〈わたしの愛用品〉小方真弓
〈マイルーティーン〉栗村 修
〈いつか住みたい街〉フリート横田

【連載コラム】
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助/〈医療・介護〉杉江松恋/〈ホラー・ミステリ〉村上貴史

【好評連載小説】
あさのあつこ/ハリネズミは月を見上げる
石田衣良/清く貧しく美しく
乾 緑郎/杉山検校
奥田英朗/霧の向こう
乙川優三郎/二十五年後の読書
窪 美澄/トリニティ
白石一文/ひとりでパンを買いに行く日々に
高田崇史/姫神の葬祭―天照大神暗殺―
楡 周平/鉄の楽園
貫井徳郎/邯鄲の島遥かなり
野口 卓/大名絵師写楽
薬丸 岳/刑事弁護人
山本一力/船旗を替えよ!
山本文緒/自転しながら公転する

【連載エッセイ】
Oka-Chang/へそのお
佐藤 優/落日の帝国 プラハの憂鬱
武田砂鉄/ポジティブ・ファシズム
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
西 きょうじ/そもそも
ペリー荻野/テレビの荒野を歩いた人たち
群 ようこ/じじばばのるつぼ

第五回「新潮ミステリー大賞」募集要項
日本ファンタジーノベル大賞2018」募集要項
次号予告/表紙画家のつぶやき

この号の誌面

編集長から

平井呈一翁の血脈

 最近、某書店で出くわしたのが平井呈一編訳『こわい話 気味のわるい話』全3巻。1970年代に牧神社から刊行された伝説的アンソロジーの復刊で、ここからホラーや幻想小説の深い森に迷い込んだ読者も多かろう。かくいう自分は創元推理文庫の再編集版に親しんだクチなので、オリジナル版での再読に心が躍った。本号の特集「怪奇と幻想の宴」に寄稿した芦沢央、飴村行、小田雅久仁、柿村将彦、木内昇、三好昌子の6氏に平井翁の血脈を感じるのは、怪奇小説ファンの妄想だろうか。
 本誌に連載された伊吹有喜氏『カンパニー』が、宝塚歌劇団月組で舞台化される。著者と、主役の珠城りょう、愛希れいかという2大スターによる座談会では、公演間近の熱気に満ちた言葉が溢れ出す。また、ポピュラー音楽界に多大な影響力を持つプロデューサー松尾潔氏が、満を持して小説に挑戦。シリーズ第1作「Who's Who」に加え、アンケート「なぜ小説なのか」で文学への強い想いを明らかにしている。

小説新潮編集長 江木裕計

次号予告

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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