ホーム > 書籍詳細:風の万里 黎明の空〔上〕 十二国記

風の万里 黎明の空〔上〕 十二国記

小野不由美/著

781円(税込)

発売日:2013/03/28

  • 文庫

苦難を抱え、人はみなその運命に泣いていた。陽子は王ゆえに葛藤し、少女たちは嫉妬と羨望に哭く。――希望に向かい旅立つのだが。《完全版》「十二国記」Episode4

人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。

  • 受賞
    第5回 吉川英治文庫賞
目次
序章
一章
二章
三章
四章
五章
六章
七章
八章
九章

書誌情報

読み仮名 カゼノバンリレイメイノソラ1ジュウニコクキ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-124056-5
C-CODE 0193
整理番号 お-37-56
ジャンル 歴史・時代小説
定価 781円

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著者プロフィール

小野不由美

オノ・フユミ

大分県中津市生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞。著書に『魔性の子』『月の影 影の海』などの〈十二国記〉シリーズ、〈ゴーストハント〉シリーズ、『屍鬼』『黒祠の島』『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』などがある。

小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト (外部リンク)

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