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芹沢光治良文学館 6

芹沢光治良/著

4,400円(税込)

発売日:1996/08/09

  • 書籍

被爆者の人生を辿って仏訳もされた「一つの世界――サムライの末裔」、「閉された扉」「結婚」「春の谷間」など戦後を生きる家族・夫婦・女性を描いた長篇四篇を収録。

目次
一つの世界――サムライの末裔
閉された扉
第一部 あいよぶいのち
第二部 閉された扉
結婚
春の谷間
解題

書誌情報

読み仮名 セリザワコウジロウブンガクカン06
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 芹沢光治良文学館
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 528ページ
ISBN 978-4-10-641426-8
C-CODE 0393
ジャンル 文学・評論
定価 4,400円

著者プロフィール

芹沢光治良

セリザワ・コウジロウ

(1896-1993)1896(明治29)年、静岡県沼津市我入道に生れる。第一高等学校から東京帝国大学経済学部を卒業。在学中高等文官試験に合格。卒業後、農商務省に勤めるが、官を辞してフランスのソルボンヌ大学に留学。卒業論文完成直後、結核に倒れ、フランス、スイスで療養生活を送る。1930(昭和5)年、帰国して書いた『ブルジョア』が綜合雑誌「改造」の懸賞小説に当選して作家生活に入る。『巴里に死す』『一つの世界――サムライの末裔』など、多くの著書があり、大河小説『人間の運命』で、日本芸術院賞、芸術選奨を受賞。日仏文化交流の功労者としてフランス政府からコマンドール(文化勲章)を受章。日本ペンクラブ会長、ノーベル文学賞推薦委員などを務めた。1986年から、毎年書下ろし小説を刊行。1993(平成5)年3月、死去。

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