ドナルド・キーン著作集 第二巻 百代の過客
3,300円(税込)
発売日:2012/02/29
- 書籍
なぜ日本でだけ、「日記」が「文学」となったのか。世界文学史上の大きな謎に迫る!
日本人はなぜ「日記」を書くのがこんなにも好きなのか。そしてなぜ世界に類例なき優れた日記文学が次々と出現したのか。そういえば、面白い旅行記の多くも、日記の体裁をとっている──。平安時代から徳川時代に到る老若男女、有名・無名の人々の日記およそ80篇を読者とともに読みながら、キーン氏がその謎を解きほぐす。
目次
百代の過客 日記に見る日本人 金関寿夫訳
序 日本人の日記
文学的な位置
真実と嘘
私小説の祖
日本的特徴
構造と時間
兵士の記録
I 平安時代
入唐求法巡礼行記
土佐日記
蜻蛉日記
御堂関白記
和泉式部日記
紫式部日記
更級日記
多武峰少将物語
成尋阿闍梨母集
讃岐典侍日記
中右記
家集と歌物語
II 鎌倉時代
建礼門院右京大夫集
たまきはる
明月記
源家長日記
いほぬし
高倉院厳島御幸記
高倉院昇霞記
海道記
信生法師日記
東関紀行
うたたね
十六夜日記
飛鳥井雅有日記
弁内侍日記
中務内侍日記
とはずがたり
竹むきが記
III 室町時代
失われた女性日記の伝統
大神宮参詣記
都のつと
小島の口ずさみ
住吉詣
鹿苑院殿厳島詣記
なぐさめ草
富士紀行
善光寺紀行
藤河の記
廻国雑記
白河紀行
筑紫道記
宗祇終焉記
宇津山記
宗長手記
東国紀行
吉野詣記
富士見道記
玄与日記
幽斎旅日記
九州の道の記
高麗日記
IV 徳川時代
回想録に近い作品の出現
戴恩記
丙辰紀行
近世初期宮廷人の日記
遠江守政一紀行
東めぐり
丁未旅行記
野ざらし紀行――芭蕉の日記(1)
鹿島詣――芭蕉の日記(2)
笈の小文――芭蕉の日記(3)
更科紀行――芭蕉の日記(4)
おくのほそ道――芭蕉の日記(5)
嵯峨日記――芭蕉の日記(6)
西北紀行
東海紀行
帰家日記
庚子道の記
伊香保の道行きぶり
風流使者記
蝶之遊
長崎行役日記
江漢西遊日記
改元紀行
馬琴日記
井関隆子日記
浦賀日記
長崎日記
下田日記
終わりに
文学的な位置
真実と嘘
私小説の祖
日本的特徴
構造と時間
兵士の記録
I 平安時代
入唐求法巡礼行記
土佐日記
蜻蛉日記
御堂関白記
和泉式部日記
紫式部日記
更級日記
多武峰少将物語
成尋阿闍梨母集
讃岐典侍日記
中右記
家集と歌物語
II 鎌倉時代
建礼門院右京大夫集
たまきはる
明月記
源家長日記
いほぬし
高倉院厳島御幸記
高倉院昇霞記
海道記
信生法師日記
東関紀行
うたたね
十六夜日記
飛鳥井雅有日記
弁内侍日記
中務内侍日記
とはずがたり
竹むきが記
III 室町時代
失われた女性日記の伝統
大神宮参詣記
都のつと
小島の口ずさみ
住吉詣
鹿苑院殿厳島詣記
なぐさめ草
富士紀行
善光寺紀行
藤河の記
廻国雑記
白河紀行
筑紫道記
宗祇終焉記
宇津山記
宗長手記
東国紀行
吉野詣記
富士見道記
玄与日記
幽斎旅日記
九州の道の記
高麗日記
IV 徳川時代
回想録に近い作品の出現
戴恩記
丙辰紀行
近世初期宮廷人の日記
遠江守政一紀行
東めぐり
丁未旅行記
野ざらし紀行――芭蕉の日記(1)
鹿島詣――芭蕉の日記(2)
笈の小文――芭蕉の日記(3)
更科紀行――芭蕉の日記(4)
おくのほそ道――芭蕉の日記(5)
嵯峨日記――芭蕉の日記(6)
西北紀行
東海紀行
帰家日記
庚子道の記
伊香保の道行きぶり
風流使者記
蝶之遊
長崎行役日記
江漢西遊日記
改元紀行
馬琴日記
井関隆子日記
浦賀日記
長崎日記
下田日記
終わりに
参考書目録
あとがき
解題
人名索引/作品名索引
あとがき
解題
人名索引/作品名索引
書誌情報
読み仮名 | ドナルドキーンチョサクシュウ02ハクタイノクヮカク |
---|---|
シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | ドナルド・キーン著作集 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判 |
頁数 | 448ページ |
ISBN | 978-4-10-647102-5 |
C-CODE | 0395 |
ジャンル | 全集・選書 |
定価 | 3,300円 |
著者プロフィール
ドナルド・キーン
Keene,Donald Lawrence
(1922-2019)ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、1983年、山片蟠桃賞、1990(平成2)年、全米文芸評論家賞、1993年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。2008年、文化勲章を受章。2012年、日本国籍を取得。『百代の過客』(読売文学賞、日本文学大賞)『日本人の美意識』『日本の作家』『日本文学史(全18巻)』『明治天皇』(毎日出版文化賞)など著書多数。
金関寿夫
カナセキ・ヒサオ
関連書籍
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