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【特集】今こそ図鑑!
人生を100倍楽しくする知の贈り物

芸術新潮 2025年1月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2024/12/25

発売日 2024/12/25
JANコード 4910033050155
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】今こそ図鑑! 人生を100倍楽しくする知の贈り物

さあ、図鑑ワンダーランドへ
[対談]ヤマザキマリ×斎木健一

自然科学 人文学 メカ 達人がナビゲート!
ジャンル別おすすめ案内

[自然科学篇]世界の驚異を読み解くために
根気と工夫の科学図鑑、大集合
選+談 斎木健一

[人文学篇]ビッグバンからアルゴリズムまで
現代人のための教養図鑑
選+談 山本貴光

[メカ篇]なんじゃこりゃ?の世界をのぞく
玄人好みのメカ系図鑑
選+談 杉﨑行恭

私の偏愛図鑑
小田 隆
塚田 健
大塚ひかり
辛酸なめ子
藤原よしお

東洋文庫コレクションより
うるわしの博物図譜、にし・ひがし
解説 岡崎礼奈

草花、きのこ、雪
天然ハカセたちの図鑑スピリット

[対談]丸山宗利×松原由幸
昆虫&恐竜 大人気図鑑の制作舞台裏


◆ Special interview ◆

純粋に、まっすぐに。
長尾謙杜(なにわ男子)

◆ 第2特集 ◆

とに~水の都へ行く
ヴェネツィア・ビエンナーレ2024 Final Report
文 とに~

図鑑特集 宝石&ジュエリー編
“宝石”視点で見直すジュエリーの歴史
アドバイザー 諏訪恭一
文 本間恵子

◆ Art News exhibition ◆

ルイーズ・ブルジョワの饒舌なふくらみ
文 村上由鶴

近代日本美術史の間隙からよみがえる
尾竹三兄弟の絵がヤバい

◆ Review ◆

  • 福田美蘭・淺井裕介「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展より
  • 西川勝人
  • ウェイド・ガイトン
  • 齋藤芽生

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈93〉
パルミジャーニ・フルリエ

とんぼの手帖〈13〉
ブリューゲルのクリスマス

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈126〉
文 堀江敏幸

三浦篤×森村泰昌
キテレツ絵画の逆襲〈5〉
日本近代洋画を見つめなおす
中村彝(つね)の受容と創造
ゲスト:荒屋鋪透

千住博の知となり肉となり〈18〉
新春特別対談
お相手 池坊保子様
日本の美に根づく豊かなグレーゾーン

山下裕二の
新・今月の隠し球〈35〉
髙木優希(上)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈22〉
十五代 酒井田柿右衛門さん

幻々夢譚〈25〉
絵・文 と金

千 宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗〈118〉

◇ PICK UP ◇

movie 佐々木敦
book 諏訪 敦
recommend 編集部のおすすめ!
ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈54〉小田原のどか
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

戸田建設の
ARTが溢れる街づくり〈3〉
第1期メンバー募集が始まる前に青木彬さんに聞く「APK STUDIES」で学ぶ意味

ニッポン・モダンアートへのいざない
――山口薫の抒情

キューバより愛をこめて
シガーリボンアートの妙技

千住博×四代田辺竹雲斎
滝と龍に託した伝統への想い

始めよう! NFTアートカレッジ〈10〉
Adam by GMO

連載 美に魅せられて/
アジア文化芸術協会〈64〉
薬師寺《東塔檫銘》

日本近代洋画のミカタ〈5〉
中村彝、友を描く

ART CAFÉ SPECIAL
GALLERY'S PLAZA

最新号PICK UP

図鑑を眺めるゆたかな時間

芸術新潮
図鑑を2000冊(!)以上収集する図鑑コレクター・斎木健一さんは千葉県立中央博物館の研究員。職場の書棚には、コレクションがみっちり。撮影:筒口直弘(本誌)

「名を知るは愛の始まり」。ある図鑑を読んでいたら、そんな前書きが目に飛び込んできました。名前や情報を知るとつい興味がひかれて、気づけば夢中に……そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。1月号は、いわば“愛の書物”ともいうべき図鑑を一挙に取り上げる特集です。虫、植物、動物や恐竜といった自然科学系図鑑から、哲学やゲーム、音楽といった人文学系、電車や飛行機、車などのメカ系まで、大きく3つのジャンルにわけて、図鑑のエキスパートたちにおすすめを教えてもらいました。
 取材していて驚いたのは、昨今の図鑑の凄まじい進化。デジタルカメラの発達によって、植物や昆虫をより識別しやすく、美麗なヴィジュアルで掲載できるようになったり、スマホやタブレットで映像や音声も楽しめるようになったりと、図鑑をとりまく技術は日進月歩。あっと驚く工夫を凝らしたものが続々と登場しています。もちろんそれは技術に限った話ではなく、羽や糞(!)から鳥を見分ける図鑑や、イモムシ&ケムシに特化した図鑑、はたまたアルゴリズムや、著名な哲学者の思想の筋道といった抽象度の高い概念を解説した図鑑など、「そんなテーマも?!」と意表を突かれる多様な切り口も大きな魅力です。今回は、対象への愛と執念ではだれにも負けない図鑑の作り手たちにも取材し、その制作過程もお話をききました。ぜひ本誌でお気に入りの一冊を探してみてください。

この号の誌面

編集長から

特集は「今こそ図鑑!」
表紙で長尾謙杜さんが手にするのも図鑑!?

 特集冒頭の見開きでご機嫌に微笑むのは、漫画家のヤマザキマリさんと千葉県立中央博物館研究員の斎木健一さん。なにしろテーブルの上には二人の大好物がずらり。大好物とは、そう、図鑑です。
 子供の頃、図鑑に全く親しまなかったという人はいないでしょう。特集では、子供向けと大人向けとを問わず、図鑑の魅力に改めて向き合いました。自然科学、人文学、メカの各ジャンルで、達人たちがそれぞれの推しを紹介。のみならず、近年の大ヒット図鑑の作り手たちも登場し、図鑑制作の舞台裏を語ります。対象のすべてを知りたい、記録したい、世に広めたい、そんな熱い思いの産物が図鑑ですが、その現場の愛と狂気のほとばしりと、技術進歩の素晴らしさには驚く他ありません。
 第2特集はアートテラー・とに~氏が、第60回ヴェネツィア・ビエンナーレの閉幕をリポート。「どこでも異邦人フォーリナーズ・エヴリホェア」がテーマの今回のビエンナーレで、氏は果たして何を見たのでしょうか。

芸術新潮編集長 高山れおな

これだけは見ておきたい2025年美術展ベスト25

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雑誌から生まれた本

芸術新潮とは?

「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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