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群雄割拠するなか、いかにして抜きん出るか。自らの限界に挑戦しつづけた浮世絵の名手たち
2016/11/25
すみだ北斎美術館のオープン(2016年11月22日)を機に、「芸術新潮」2016年12月号は葛飾北斎に注目。後年、彼が大いなる飛躍を遂げる影には、40代で手がけた読本挿絵がある。この仕事をとおして独自の画風を築き上げるのだ。《冨嶽三十六景》に着手したのは70代に入ってから。北斎は半世紀以上に及ぶキャリアを突き破り、本作で驚くべき冒険的手法に挑んだのだった。群雄割拠するなか、いかにして抜きん出るか …