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いま注目の本! 宇野千代『悪徳もまた』『色ざんげ』『おはん』
この秋始まるNHK連続テレビ小説主人公のモデルとして話題の作家・宇野千代。明治から平成を鮮やかに駆け抜けた彼女の生涯は、どのように描かれるでしょうか。
ドラマとあわせて読みたいのが、映画化もされた『おはん』。二人の女性に魅かれる男の物語で、執筆に十年かかった入魂の一冊。このたびカバーも新装しました。
そして、待望の復刊となったのが『色ざんげ』と『悪徳もまた』の二冊です。『色ざんげ』は、恋多き女として名を馳せた千代が、同棲相手だった画家・東郷青児をモデルにした作品。昭和十年に出版されると、センセーショナルな内容が世の話題をさらい、単行本初版には検閲による伏字もありました(現在の新潮文庫では、全文が読めます)。『悪徳もまた』は、生まれ故郷での幼少期~小学校の教員時代のこと、初めての失恋、結婚と離婚など、千代の人生の節目についての手記です。
じつは、今回紹介した三冊のカバーには、千代がデザインした着物の図案があしらわれています。こちらにもご注目ください。
著者紹介
宇野千代ウノ・チヨ
(1897-1996)1897(明治30)年、山口県岩国生れ。岩国高等女学校卒業。1921(大正10)年、短編「脂粉の顔」が「時事新報」の懸賞小説で一等に当選。尾崎士郎、東郷青児らと結婚や同棲をしたが、ビジネス・パートナーともなった北原武夫との結婚は1939(昭和14)年から25年つづいた。「おはん」で1957年に野間文芸賞、1958年に女流文学者賞。1982年「透徹した文体で情念の世界を凝視しつづける強靭な作家精神」によって菊池寛賞を受賞。著書に『色ざんげ』『風の音』『雨の音』など多数。1996(平成8)年急性肺炎で死去。享年98。



































