第20回 小林秀雄賞
主催:一般財団法人 新潮文芸振興会 発表誌:「新潮」「考える人」
第20回 小林秀雄賞 受賞作品
音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日
中央公論新社
授賞理由
「音楽」というものの生々しさと理念を情熱的に撚り合わせながら、コロナ禍という盛り上がれない時代の中で、音楽の未来を探った。アクチュアルであり、「時間論」としても優れた論考。 (文責・新潮文芸振興会事務局)
第二十回小林秀雄賞 受賞のことばと選評 岡田暁生『音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日』 | 考える人
〔著者略歴〕
岡田暁生(おかだ・あけお)
1960年、京都府京都市生まれ。大阪大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授。著書に『オペラの運命』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『西洋音楽史』(中公新書)、『音楽の聴き方』(中公新書、吉田秀和賞受賞)、『ピアニストになりたい!』(春秋社、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『オペラの終焉』(ちくま学芸文庫)、『リヒャルト・シュトラウス』(音楽之友社)など。
選考委員
過去の受賞作品
- 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
- 音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日