第22回 小林秀雄賞
主催:一般財団法人 新潮文芸振興会 発表誌:「新潮」「考える人」
第22回 小林秀雄賞 受賞作品
三島由紀夫論
新潮社
授賞理由
構想から23年。「三島由紀夫の再来」と言われた著者が、自身の作家としての原点である三島に真摯に向き合った。同時代を生きた人とは違う形で、新しい三島像を紡いだ。その営為を評価する。 (文責・新潮文芸振興会事務局)
〔著者略歴〕
平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)
1975年、愛知県蒲郡市生まれ。小説家。1999年、デビュー作の『日蝕』で芥川賞を当時最年少(23歳)で受賞。2009年に『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2019年に『ある男』で読売文学賞を受賞。2014年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ。他の著書に『葬送』『マチネの終わりに』『滴り落ちる時計たちの波紋』『顔のない裸体たち』など。2020年より芥川賞選考委員。
選考委員
過去の受賞作品
- 夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす
- 音楽の危機 《第九》が歌えなくなった日