第53回 新潮新人賞
主催:新潮社 発表誌:「新潮」
第53回 新潮新人賞 受賞作品
彫刻の感想
受賞作品、各選考委員の選評については、2021年10月7日発売の「新潮」11月号にて掲載いたします。
受賞の言葉
《受賞作》
彫刻の感想/久栖博季
【略歴】(くず・ひろき)
1987年4月8日、北海道生まれ。34歳。弘前大学人文学部卒業。弘前大学人文社会科学研究科修士課程中退。北海道在住。
【受賞の言葉】
これまで関わってきた私の大切な人たち、本や小説の言葉に感謝したい。何かを夢みながら自由帳に鳥の足跡のような、まだ文字とは呼べないものを鉛筆で手が黒くなるまで書き続けていた幼児が、やがて文字を覚えてたどたどしく、書き言葉の世界に向かって離陸した。今に至るまでどれほどたくさんの言葉に支えられてきたことだろう。見たことのない風景を見に言葉の旅をしよう。手を真っ黒にするこの飛行で描き続けたい。
第53回 新潮新人賞 候補作品
みな城へ向かった | 山川一平 | |
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革命の子供 | 広島哲也 | |
領土的野心 | ワクトメイスター・フランス | |
彫刻の感想 | 久栖博季 | |
一一一 | 佐佐木陸 |
選考委員
過去の受賞作品
- シャーマンと爆弾男
- 世界地図、傾く※「gurgle」を改題
- 彫刻の感想
- 追いつかれた者たち