高橋源一郎「お伽草紙」(120枚)
新潮 2011年6月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2011/05/07 |
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JANコード | 4910049010617 |
定価 | 特別定価1,047円(税込) |
文學アジア3×2×4 【第三回「旅」篇】
作家紹介/江南亜美子
作家紹介/イム・テフン
作家紹介/王 穎
作家紹介/陣野俊史
作家紹介/キム・ヨンチャン
作家紹介/王 穎
・異郷/津村節子
第一回・ラッパーは光、言葉は影――ILL-BOSSTINO/THA BLUE HERB
「文」はどのように「人」めくのか?――鴎外の「史伝」と谷崎の「古典回帰」
第十三回 911から311へ
日常の脆さ――ジョイ・ウィリアムズ『賓客』
・本当の非日常の話/宮地尚子
・三題噺 日本人は違う?/藤原章生
・「訳すのは『私』」症候群/秋草俊一郎
・磯崎憲一郎『赤の他人の瓜二つ』/安藤礼二
・池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力』/江渡浩一郎
・絲山秋子『末裔』/鹿島田真希
・宮本 輝『三十光年の星たち(上・下)』/蜂飼 耳
・中原昌也『死んでも何も残さない』/福永 信
・慈雨の音(十九)[連載完結]/宮本 輝
・空に梯子(十七)/角田光代
・フィルムノワール/黒色影片(十七)/矢作俊彦
・幸福の森(四十二)/加賀乙彦
編集長から
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。