2012:想像力×世界!
新潮 2012年2月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2012/01/07 |
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JANコード | 4910049010228 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
第八回・TOKONA-X
第十三回・観察(者)について(その1)
第二十回・リパブリックのアメリカとスケーラブルな世界
親父のタイプライター――ダン・ファンテ『カモ』
・山田詠美『ジェントルマン』/安藤礼二
・森内俊雄『梨の花咲く町で』/池内 紀
・村田沙耶香『ハコブネ』/江南亜美子
・東 浩紀『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』/福嶋亮大
・よしもとばなな『スウィート・ヒアアフター』/藤代 泉
・福永 信『一一一一一』/古谷利裕
・湯浅 学『音楽が降りてくる』/細川周平
・小澤征爾・村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について話をする』/堀江敏幸
・韓国みやげ/西村賢太
・ジェイムズ・ヒルマン追悼/河合俊雄
・コンタクトシートは手稿に似てる/大竹昭子
・夜が明けないまま、朝/藤田貴大
・満月の道(二)/宮本 輝
・フィルムノワール/黒色影片(二十五)/矢作俊彦
・還れぬ家(三十一)/佐伯一麦
編集長から

バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?

文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。