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永久保存版 創刊一一〇周年記念特大号

新潮 2014年6月号

(毎月7日発行)

特別定価1,324円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2014/05/07

発売日 2014/05/07
JANコード 4910049010648
価格 特別定価1,324円(税込)
創刊一一〇周年記念特大号

■■ 創作特集 ■■

長流の畔【新連載・100枚】/宮本 輝
 『流転の海』第八部

カント通り【新連作】多和田葉子

薄情【新連載】/絲山秋子

It's Alright, Ma(I'm Only Bleeding)/阿部和重
夢の中の夢の中の、/池澤夏樹
二月下旬から三月上旬/伊坂幸太郎
神さまに会いにいく/角田光代
昇天/金井美恵子  コラージュ・岡上淑子
口紅/川上弘美
雀/桐野夏生
考えられないこと/河野多惠子
猿の木/佐伯一麦
CAの受難/島田雅彦
わかれ/瀬戸内寂聴
崖/髙樹のぶ子
カフカの『変身』/高橋源一郎
観戦/辻原 登
奔馬菌/筒井康隆
運命/津村記久子
B/中村文則
人工降雨/西村賢太
切手占い殺人事件/藤野可織
木星/星野智幸
眼の葡萄酒/堀江敏幸
珠玉の短編/山田詠美
こたつのUFO/綿矢りさ

雨女【130枚】/町田 康

■第40回〈第二期第十五回〉川端康成文学賞発表
「すっぽん心中」戌井昭人
【選評】角田光代/辻原 登/津島佑子/堀江敏幸/村田喜代子

第27回《三島由紀夫賞》候補作品発表

第47回《新潮新人賞》応募規定

■■ 特別対談 ■■

言葉の宙に迷い、カオスを渡る/大江健三郎×古井由吉

「フクシマ」は思想的課題になりうるか/浅田 彰×東 浩紀

石川啄木【新連載】/ドナルド・キーン  角地幸男・訳


■■ 特別随筆 ■■

【小説家の転機】
青木淳悟 なぜ文芸誌には書き込めないのか?
稲葉真弓 私が“覆面作家”だったころ
円城 塔 小説応答なし
奥泉 光 転機と云う違和
加賀乙彦 転機のない私の一生
黒井千次 点ではなく
黒川 創 離職の機会
諏訪哲史 「声」、「文字」、「身体」の僕
高井有一 ささやかな体験の中から
田中慎弥 現在からの脱出
津島佑子 流れる時間、崩壊する時間
津村節子 初めての歴史小説
平野啓一郎 一区切りついた、という実感
松浦寿輝 お釈迦さまの掌
水村美苗 長寿社会と日本語の小説家
村田沙耶香 柔らかな言葉のひかり
岡田利規 生来の感覚を発展させるのか、克服するのか

【未来に届けたい一篇の小説】
青山真治 金沢
青山七恵 漁船の絵
朝吹真理子 水の東京/幻談
いしいしんじ 残光
戌井昭人 忘れられた日本人
小山田浩子 緑の家
鹿島田真希 アドリエンヌ・ムジュラ
島本理生 銀河鉄道の夜
髙村 薫 暗い絵
長野まゆみ サラサーテの盤
福永 信 道悪
松家仁之 細雪
松田青子 キャッチ=22

星廻りとの格闘――宮本輝『満月の道』を読む/堀本裕樹

■本
・辻原登『寂しい丘で狩りをする』/中条省平
・藤野可織『ファイナルガール』/山崎まどか
・富士川義之『ある文人学者の肖像』/坪内祐三
・日和聡子『御命授天纏佐左目谷行』/池内 紀
・滝口悠生『寝相』/大澤信亮
・角地幸男『ケンブリッジ帰りの文士 吉田健一』/三浦雅士
・筒井康隆『創作の極意と掟』/都甲幸治

■■ 永久保存版 ■■
新潮一一〇年史/曾根博義+佐久間文子

編集長から

創刊一一〇周年記念特大号
今日から始まる文芸の未来

◎創刊一一〇周年記念特大号をお届けする。小誌は日露戦争期の一九〇四年(明治三七)五月五日に創刊。休刊は関東大震災直後と第二次世界大戦終戦期の八号のみ。本号で通巻一三一三号となる◎六十名超に及ぶ文学者の創作や対話などを通じて読者に伝えたかったのは、しかし、〈歴史〉ではない。「散文は昨日生まれたもの」(フローベール)であるならば、小誌は〈今日から始まる文芸の未来〉を書き手と読者とともに作っていきたい。その実りも危機も分かち合いたい◎虚構の力で眼前の現実を変容させ、世界のむき出しの姿を描き出すこと。言葉と物語の運動を、想像力をもって、極限にまで至らせること。時には苛烈なまでの批評精神により、既成の価値観に亀裂を入れること。なによりも、そのような文芸の営みを書き手と読者が豊かに共有できる「場」であること。その実現に向け、一頁ごと、一号ごとに賭け続けることが小誌の欲望であり、その新たな実践は、そう、今日から始まる!

新潮編集長 矢野 優

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

新潮とは?

文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。

■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。

■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。

■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。

雑誌主催・共催・発表誌の文学賞