新潮新書
気候変動にも社会変動にもご注意を
"日傘男子"の姿もすでに当たり前、暴力的ともいえるほどの猛暑が続きます。その原因を問われれば、たいていの人は地球温暖化、解決策は脱炭素化だと答えることでしょう。8月新刊『脱炭素化は地球を救うか』(池田信夫・著)は、温暖化と脱炭素をめぐるこの定説に、根本的な疑問を突きつけます。地球が温暖化しているのは事実だが、そもそもそれは「悪いこと」か。現在、世界中で押し進められる脱炭素政策はどこまで「正しいこと」なのか――「工業化以前から気温上昇1.5度以内」のスローガン達成に要する空前の経済コストに、人類は本当に耐えられるのか――データとともに不都合な真実を提示します。
2024/08
結果をもたらすプロセスを解く
今年も暑い夏がやってきました。そしてまた全国で、高校球児たちの熱い戦いが始まっています。ここ数年は酷暑で見ているほうが心配になる甲子園大会ですが、昨夏、107年ぶりの優勝で爽やかな旋風を巻き起こしたのが慶應高校野球部でした。
2024/07
グルメの変遷をたどる
「不適切にもほどがある」「おいしい給食」など、舞台を昭和の1980年代に設定したドラマが人気を集めています。背景には、行き過ぎたコンプライアンス社会への反動もあるのでしょうが、バブルを挟んで、よくもわるくも世間が活気と変化にあふれていた時代の空気は、中高年世代にとってはある種のノスタルジーでもあるようです。
『東京いい店はやる店―バブル前夜からコロナ後まで―』(柏原光太郎・著)は、1980年代から現在まで半世紀にわたるグルメの現代史。『東京いい店うまい店』元編集長で、食のオンライン「文春マルシェ」を立ち上げた当代きっての美食家が、外食グルメの歴史を自身の体験とともにたどります。フランス料理やイタ飯ブームから、フーディーの登場や活況を呈するイノベーティブレストランまで、一度は行きたいお店の名前もたくさん登場します。
『東京いい店はやる店―バブル前夜からコロナ後まで―』(柏原光太郎・著)は、1980年代から現在まで半世紀にわたるグルメの現代史。『東京いい店うまい店』元編集長で、食のオンライン「文春マルシェ」を立ち上げた当代きっての美食家が、外食グルメの歴史を自身の体験とともにたどります。フランス料理やイタ飯ブームから、フーディーの登場や活況を呈するイノベーティブレストランまで、一度は行きたいお店の名前もたくさん登場します。
2024/06
会社も業界も「見える化」
GWが明けて仕事再開、また会議や商談の日々がはじまって――というかたも多いと思いますが、一週間程度といえブランクがあると話がかみ合わないことは珍しくありません。そんなとき、曖昧な印象や記憶よりも頼りになるのは、やはり整理された記録であり、何より相手との共通認識でしょう。
2024/05