
さよならの言い方なんて知らない。10
935円(税込)
発売日:2025/08/28
- 文庫
架見崎の命運を賭けた死闘の行方は。「八月」の勝者が、遂に決まる。第1部、堂々完結。
その世界で、人々は生きる意味を失った。何でもできるAIが誕生したとき、人間は何もかもに満足し、人生に価値はなくなった。絶望の世界で、少女・冬間美咲は願う。自分のヒーローを。生命の価値を取り戻す、唯一無二の存在を。香屋歩。これは人に作られた「物語」が、人が生きる「現実」を書き換える道程。……いま、八月の架見崎が終わる。ウォーター&ビスケットのテーマ、第10弾。
書誌情報
読み仮名 | サヨナラノイイカタナンテシラナイ10 |
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シリーズ名 | 新潮文庫nex |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 432ページ |
ISBN | 978-4-10-180310-4 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | こ-60-20 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 935円 |
著者プロフィール
河野裕
コウノ・ユタカ
1984(昭和59)年、徳島県生れ。兵庫県在住。2009(平成21)年、『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー。2015年、『いなくなれ、群青』で大学読書人大賞を受賞。同作から始まる「階段島」シリーズは2019(令和元)年『きみの世界に、青が鳴る』で完結した。2022年、『君の名前の横顔』で「読者による文学賞」を受賞。著書に『昨日星を探した言い訳』、「架見崎」シリーズとして『さよならの言い方なんて知らない。』などがある。
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