ユリウス・カエサル ルビコン以後―ローマ人の物語V―
3,520円(税込)
発売日:1996/04/08
- 書籍
- 電子書籍あり
賽は投げられた! ルビコンを渡ったカエサル五十歳。迫りくる暗殺を予知したかのようにカエサルは五年間であらゆることを為しとげた。その全貌を劇的に描く。
目次
第六章 壮年後期 Virilitas(ヴィリリタス)
紀元前四九年一月~前四四年三月(カエサル五十歳―五十五歳)
紀元前四九年一月~前四四年三月(カエサル五十歳―五十五歳)
「ルビコン」直後/ポンペイウス、首都放棄/コルフィニオ開城/ポンペイウス、本国放棄/大戦略/キケロ対策/首都ローマ/西を撃つ/マルセーユ攻防/スペイン戦役/逆転/降伏/ストライキ/北アフリカ戦線/カエサル、執政官に/戦力比較/ギリシアへ/第二陣到着/合流/ドゥラキウム攻防戦/包囲網/激闘/撤退/誘導作戦/決戦へ/ファルサルス/紀元前四八年八月九日/追撃/アレクサンドリア/クレオパトラ/アレクサンドリア戦役/「来た、見た、勝った」/カエサルとキケロ/政治家アントニウス/アフリカ戦役/タプソス会戦/小カトー/凱旋式/国家改造/暦の改定/通貨改革/ムンダの会戦/遺言状/「帝国」へ/市民権問題/政治改革(元老院/市民集会/護民官/終身独裁官)/金融改革/行政改革/「解放奴隷」登用/属州統治/司法改革/社会改革(福祉政策/失業対策・植民政策/組合対策/治安対策/交通渋滞対策/清掃問題/贅沢禁止法)/首都再開発/カエサルのフォルム/教師と医師/その他の公共事業/カエサルの特権/不満な人びと
第七章 「三月十五日」 Idus Martiae(イドゥス マルティエ)
紀元前四四年三月十五日~前四二年十月
紀元前四四年三月十五日~前四二年十月
三月十五日/三月十六日/遺言状公開/妥協/カエサル、火葬/逃走/オクタヴィアヌス/暗殺者たち/国外脱出/アントニウス弾劾/復讐/「第二次三頭政治」/キケロの死/「神君カエサル」/ブルータスの死
第八章 アントニウスとクレオパトラ対オクタヴィアヌス
紀元前四二年~前三〇年
紀元前四二年~前三〇年
第一人者アントニウス/クレオパトラ/「ブリンディシ協定」/オクタヴィアヌスの恋/アントニウスとクレオパトラの結婚/パルティア遠征/異国での凱旋式/対決へ/準備/アクティウムの海戦/最終幕
エピローグ
カエサル年記
参考文献
カエサル年記
参考文献
書誌情報
読み仮名 | ユリウスカエサルルビコンイゴローマジンノモノガタリ05 |
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シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | ローマ人の物語 |
発行形態 | 書籍、電子書籍 |
判型 | A5判変型 |
頁数 | 512ページ |
ISBN | 978-4-10-309614-6 |
C-CODE | 0322 |
ジャンル | 世界史 |
定価 | 3,520円 |
電子書籍 価格 | 1,540円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/07/25 |
著者プロフィール
塩野七生
シオノ・ナナミ
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006 年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008ー2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。2011年、「十字軍物語」シリーズ全4冊完結。2013年、『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』(上・下)を刊行。2017年、「ギリシア人の物語」シリーズ全3巻を完結させた。
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