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時には大河の流れにさからって

五木寛之/著

990円(税込)

発売日:2026/10/19

  • 新書
  • 電子書籍あり

迂回もあれば逆流もある。生命の海へと還るまで、「何かのために」ではなく、「誰かのために」生きる。94歳、人生の最終時刻に近づいて心に浮かぶ〈生きる動機〉。

人は誰もが大河の一滴、ときに迂回し逆流しながらも生命をまっとうし、やがて悠久の海へといたる。だが、人生の最終時刻に接近したとき、人はなぜ少しでも長く生きようとするのか。〈大河の流れにさからって〉でも生きようとする理由は、いったいどこにあるのか──戦争によって混沌とする世界、AIの進化とともに異様なスピードで変わりゆく時代にあって、来し方行く末への日々の思いを綴った〈生き抜くヒント〉33話。

目次

まえがき

九十代、日々のよしなしごと
生きることの難しさ
片づけた後に
語りつくされた後に
世に妄想の種は尽きまじ
言葉の世界の片隅から

忘れ得ぬ人と光景
サヨナラの季節
昭和文壇の残影
歌謡曲だけが昭和じゃない
夜更けのコーヒーの歌
動物たちが好き
年の暮れに思い出すひと
時代の歌と、歌の時代

養生と運のあいだで
健康妄想の秋
歳はとるものである
杖をめぐっての考察
高齢者の生きる道
私の非科学的推察とは
ふたたびの春

日本人について思うこと
着るものについて
高齢化の明日へ向けて
人を見たら泥棒と思え
AI時代の“名人”
人それぞれの隠し味

AIの時代、未来への予感
携帯という怪物
半世紀むかしのコンピュータ談議
ふたたびAIについて
退屈な平和と劇的な戦争
倍速の時代に
ガラケー哀歌(エレジー)

人生の最終時刻に近づいて
前のめりの世の中で
高齢社会への覚悟
何かのために生きる、のではなく
書くことと、語ることと

後記

書誌情報

読み仮名 トキニハタイガノナガレニサカラッテ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-611139-6
C-CODE 0290
整理番号 1139
定価 990円
電子書籍 価格 990円
電子書籍 配信開始日 2026/10/19

著者プロフィール

五木寛之

イツキ・ヒロユキ

1932(昭和7)年福岡県生まれ。作家。早稲田大学露文科中退後、編集者などを経て『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞。『他力』『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』『大河の一滴 最終章』など著書多数。

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