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瀬戸内寂聴全集 〔第十九巻〕〈随筆1〉

瀬戸内寂聴/著

6,600円(税込)

発売日:2002/07/10

  • 書籍

21世紀の読者に向けて自らが精選した決定版全集。

数多くの随筆の中から、文学的問題に観点をおいた36篇で構成する「文学への問い」と、関わりの深い文学者、芸術家に関する記述を主とする「有縁の人」と題する73篇を選び、二章立てのもとに収録した。

目次
一 文学への問い
処女作のころ
「才能の山」について
「実は……」
蔵の中
本とつきあう法
極楽トンボの記――私小説と私
解放されない性のために
自分への問い
私小説と自伝の間
わが文学の揺籃期
烈しい生と美しい死を
「蒼馬を見たり」――詩と私
放浪について
途上
芸術家の愛
美しく死ぬために
明治の女
明治の情熱
春逝く人
食魔
はじめての戯曲
「放浪記」について
平林さんの「林芙美子」
取材の奇蹟
私にとっての辻潤
嵐の夜
秋水の書簡
丹念なアルバム
平出修について
ウーマンリブの元祖
平塚らいてうさんを悼む
百点満点映画「平塚らいてうの生涯」
ボーヴォワールの赤いツメ
コレットへの憧れ
デュラスの魅力
テレーズ・デケイルウ
二 有縁の人
遮断機への道
一期一会
女作者の死
宮田文子さんの死顔
森田たまさんのこと
平林さんの草履
永遠のフェニックス
押しかけ客
一つ屋根の下の文豪
法然院の墓
豪華メニュー
合せ鏡
佐藤春夫氏のこと
青いシナ服
黒い雨傘
エロスの対談
椿の実
やわらかい掌
バッカスは惑星にのって
ちりめんじゃこに始まる
大根おろし
ガールフレンドの弁
ネクスト
武田秘伝伝授
夜中まぶたは……
エメラルドと川端夫妻
モジャイスキー号の癇癪
十日の菊
奇妙な友情
悪魔の棲む男
黒門市場のうどん
河野多惠子の執念
美青年
人と小説の間
嘘つき聖人
千代観音
侘助の人
月明の径
白い柩
二世の縁
雪の判決
今様写楽斎
詩人
斜陽聖母子
こんにゃくダイエット
情熱の人
青鞜の人
きゃしゃな背中
北京に想う人
千載の憂い
トランクの中
辛い四川料理
牡丹の人
けいらん巻
黒いソフト
雨の買物籠
青い目の西洋乞食
ある年譜
隣の席の老詩人
沈鐘
文士劇の迷優たち
露の身と逝きし人
こよなく女らしい人
大根鍋の約束
莫山仙人無碍白道
赤いテントに美少年
異様な熱気のなかで
生命のままに
黒い顔
華やかなる死
文学者と自殺
森林の鬼神へ
はじめての葬儀委員長
解説 瀬戸内寂聴

解題

書誌情報

読み仮名 セトウチジャクチョウゼンシュウ19ズイヒツ1
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 瀬戸内寂聴全集
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 548ページ
ISBN 978-4-10-646419-5
C-CODE 0395
ジャンル 全集・選書
定価 6,600円

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著者プロフィール

瀬戸内寂聴

セトウチ・ジャクチョウ

(1922-2021)1922年、徳島県生れ。東京女子大学卒。1957(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。1992(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年に『風景』で泉鏡花文学賞、2018年『句集 ひとり』で星野立子賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。著書に『比叡』『かの子撩乱』『美は乱調にあり』『青鞜』『現代語訳 源氏物語』『秘花』『爛』『わかれ』『いのち』『私解説 ペン一本で生きてきた』など多数。2001年より『瀬戸内寂聴全集』(第一期全20巻)が刊行され、2022(令和4)年に同全集第二期(全5巻)が完結。2021年11月9日99歳で逝去。

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