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恩田陸、絶賛! とっても美味しそうな大江戸人情ミステリー、誕生。


「とても面白かった! 最後にほろり」と恩田陸さんも絶賛の新シリーズが発売となりました。笹木一『鬼にきんつば─坊主と同心、幽世しらべ─』(新潮文庫)です。
 鬼のようなコワモテ同心と美しすぎるイケメン僧侶の最強バディが活躍する大江戸人情あやかしミステリーです。きんつば、落雁、豆大福、粟おこし、幾世餅......美味しそうな江戸のスイーツもたくさん登場します。
 本作は日本ファンタジーノベル大賞の最終候補。選考委員の恩田陸・森見登美彦・ヤマザキマリの3氏ともが絶賛した注目作です。「のっけからするりとお話に入れ、いきいきとしていて引き込まれ、とても面白かった。甘いもの好きのおっかない顔の同心と、綺麗な顔してシビアな坊主、という組み合わせも楽しい――恩田陸」「とにかく読み心地がよくて、エンターテインメントの書きぶりとしては文句のつけようがない。シリーズ化すれば人気作になりそうだ――森見登美彦」「読み始めから最後までアワードの応募作品だということを忘れて読み耽ってしまった。何より本文に出てくる和菓子が美味しそうで、選考会の翌日には豆大福を調達した――ヤマザキマリ」(いずれも「日本ファンタジーノベル大賞2025」選評より)
 日本ファンタジーノベル大賞の最終候補で、江戸あやかし物語と言えば、アニメ化決定で話題、いまやシリーズ累計1000万部、畠中恵さんの「しゃばけ」も、じつは日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作としてスタートしたシリーズです。「坊主と同心、幽世しらべ」シリーズの今後にもご期待ください。

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2025年06月15日   今月の1冊
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