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発売即、重版! 生還した誘拐被害者を待ち受けたのは差別と「自分」の白骨死体だった......。『死刑にいたる病』著者書き下ろし最新作!!


『死刑にいたる病』『鵜頭川村事件』『殺人依存症』といった、社会病理、犯罪心理を巧みに描き、手に汗握るサスペンスを数多く発表しつづける櫛木理宇氏。書き下ろしの最新刊文庫は、人口の流動性の低い田舎町で起きた昭和末期の誘拐事件から始まります。
 美しく利発な少女・サチはある日男に誘拐され、そこから11年間監禁されてしまう。ようやく生還出来た彼女を待ち受けていたのは、旧弊な価値観のまま変化のない住人達による嫌がらせや、無理解だった。疲弊しきる彼女の元に「この骨がホンモノ」だと白骨死体が送りつけられる──。
 この死体は誰のものなのか。犯人は。悪意の連鎖の根幹には何があるのか......。一度読み始めたら、結末を知るまでは本のページを閉じられない、衝撃の読書体験が待ち受ける。画家・諏訪敦氏の美しく印象的なカバー裝画にも注目です。

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2025年09月15日   今月の1冊
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