新潮新書

読書でしか得られない「ヒント」

日々の忙しさに流されて知的インプットがおろそかになっている、という嘆きはよく耳にします。実際わが身を顧みても、10年や20年前に比べて読書の量も質も少なからず劣化している気がします。
しかし、時間的制約や年齢は言いわけにならないと思わせるのが、『知の本棚』(池上彰・著)。メディアを超えた氏の活躍ぶりはあらためて言う必要もありませんが、超人的タイトな日程の中でもたゆまず様々な領域の本を読み、世界と日本、世の中の動きを追い続けているのです。
「世界の変化を素早く掴む」「社会を大きく俯瞰でとらえる」から、「仕事・組織・リーダー論」「自分の頭でよく考える」「ベストセラーには気づきがある」まで全5章、15年間にわたる印象深い読書体験の中から厳選した55冊には、世界の今を掴み、ビジネスに人生に生かすヒントがたくさん詰まっています。
『長期政権の条件』(老川祥一・著)では、読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆にして超ベテラン政治記者が、佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三ら、歴代の長期政権の内幕を回顧しながら、そのために不可欠な条件をあぶり出していきます。浮かび上がるその答えとは、運がいい、選挙に強い、そして自制心──あっと言う間に「ガラスの天井」を突き破って国政選挙にも圧勝、にわかに長期政権の声がかかりはじめた高市政権ですが、今後の成り行きについて歴史をふまえた深い示唆を与えてくれます。
医療費は年々増大する一方、医師不足で診療科は相次いで閉鎖、じつに7割の大学病院が赤字経営に追い込まれ、昨年の医療機関の倒産件数は過去最大──そんな窮状を打開してくれるのでは、と注目されているのが医療ツーリズムです。海外富裕層を対象とした医療は経営上のメリットが大きく、すでにアメリカやシンガポール、タイや韓国など諸外国が先を走っています。しかし他方では、「世界に冠たる」日本の国民皆保険制度のスキを突くような手法も横行しているといわれます。『外国人患者─医療ツーリズムと日本の現実─』(山田秀臣・著)では、長年、国際診療に携わってきた現役医師が、数々の問題点と復活へのヒントを医療の現場から提起します。
しかし、時間的制約や年齢は言いわけにならないと思わせるのが、『知の本棚』(池上彰・著)。メディアを超えた氏の活躍ぶりはあらためて言う必要もありませんが、超人的タイトな日程の中でもたゆまず様々な領域の本を読み、世界と日本、世の中の動きを追い続けているのです。
「世界の変化を素早く掴む」「社会を大きく俯瞰でとらえる」から、「仕事・組織・リーダー論」「自分の頭でよく考える」「ベストセラーには気づきがある」まで全5章、15年間にわたる印象深い読書体験の中から厳選した55冊には、世界の今を掴み、ビジネスに人生に生かすヒントがたくさん詰まっています。
『長期政権の条件』(老川祥一・著)では、読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆にして超ベテラン政治記者が、佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三ら、歴代の長期政権の内幕を回顧しながら、そのために不可欠な条件をあぶり出していきます。浮かび上がるその答えとは、運がいい、選挙に強い、そして自制心──あっと言う間に「ガラスの天井」を突き破って国政選挙にも圧勝、にわかに長期政権の声がかかりはじめた高市政権ですが、今後の成り行きについて歴史をふまえた深い示唆を与えてくれます。
医療費は年々増大する一方、医師不足で診療科は相次いで閉鎖、じつに7割の大学病院が赤字経営に追い込まれ、昨年の医療機関の倒産件数は過去最大──そんな窮状を打開してくれるのでは、と注目されているのが医療ツーリズムです。海外富裕層を対象とした医療は経営上のメリットが大きく、すでにアメリカやシンガポール、タイや韓国など諸外国が先を走っています。しかし他方では、「世界に冠たる」日本の国民皆保険制度のスキを突くような手法も横行しているといわれます。『外国人患者─医療ツーリズムと日本の現実─』(山田秀臣・著)では、長年、国際診療に携わってきた現役医師が、数々の問題点と復活へのヒントを医療の現場から提起します。
2026/05































