【特集】第25回女による女のためのR-18文学賞 決定発表
小説新潮 2026年5月号
(毎月22日発売)
| 発売日 | 2026/04/22 |
|---|---|
| JANコード | 4912047010569 |
| 定価 | 1,000円(税込) |
【特集】第25回 女による女のためのR-18文学賞 決定発表
○受賞作発表
○受賞の言葉
○選評 窪 美澄/東村アキコ/友近
○大賞
◆水登マヤ/水を得にゆく魚
──住民税滞納で市役所に来た外国籍の女性。その身体には暴行の跡があって……
○友近賞
◆白木 凛/曇る母へ
──明るく太陽のような母を、忘れるはずなどなかったのに
【歴代受賞者競作】
◆田中兆子/淑女の戦争〈新連載〉
──政治家・奏川万作が逝った。跡を継ぐのは誰なのか。大政戦の火蓋が切って落とされる!
◆上村裕香/三回目の危篤
──生徒の合格発表日に鳴った電話。それは父の危篤の知らせだった
◆夏樹玲奈/白猿
──明治四十二年夏。見世物小屋でおせんが魅せられたのは
◆仲谷実織/遠花火
──一緒にいてもどこか遠くに感じる彼女。その訳は──
◆秋ひのこ/接ぎ木
──妻とその娘を連れ帰郷した涼一。ギクシャクする原因は
◆斉藤時々/タンパク質ストレス係数
──親会社の笹井が気になっているのは、弊社のゆかちゃん!?
第25回「女による女のためのR-18文学賞」決定発表に寄せて
【小特集】「女性作家」の現在地
◆乃南アサ/大奪還! ゆりかご団地の隠しごと〈新連載〉
──あの“亀老人”からすべてを取り戻せ! 東京の限界団地で史上最大の作戦が始まる──
◆原田ひ香/葬儀のあとで〈新連載〉
──区民センターで料理教室を始めて20年。高齢男性向けのクラスは人気講座になったが……
◆江國香織/遊園地
──なにもかもがめちゃくちゃだったあの日々、私は──
◆芦沢 央/『火のないところに煙は』を古本屋で買った方へ
──知人に起こる怪異について相談されたホラー作家の「私」だが
【特選読み切り】
◆櫻田智也/交叉 J県警媛上署捜査係
──不審死事案と川に遺棄された遺体。捜査を進めていくと
◆芦花公園/あのひときもちわるいもん
──優雅で穏やかな絵画教室。新しくやってきた花子は異質で
【シリーズ「しゃばけ」】
◆畠中 恵/なんでどうして
──若だんなの薬玉を狙って、妖達が大集結!! 考えた秘策とは
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
◆彬子女王×池辺 葵/赤と青のガウン
◆こうの史代/かぐやサン
◆西原理恵子/ねこいぬ漫画かき
◆中前結花/東京にいてるんよ。
◆平松洋子/昆布と大阪
◆群ようこ/じじばばは生きている
◆本の森──新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈歴史・時代〉田口幹人
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
〈恋愛・青春〉高頭佐和子
【好評連載小説】
◆奥田英朗/府中某重大事件
◆恩田 陸/追憶の五重奏
◆垣谷美雨/酷暑避難民たちの方舟
◆小池真理子/ソリチュード
◆原田マハ/晴れの日の木馬たち
◆宮城谷昌光/掌中小説 二妃の輝き
【バラエティコラム】
〈あのとき聴いた音楽〉川井俊夫
〈もういちど会いたい〉伊舎堂 仁
第三十九回「山本周五郎賞」候補作発表
「日本ファンタジーノベル大賞2027」募集要項
次号予告
この号の誌面
編集長から
現代性に満ちた受賞作と新連載
今世紀最初の年に募集を開始した「女による女のためのR-18文学賞」。二五回目となる今年も無事、二作の受賞作を送り出すことができました。大賞を受賞した水登マヤさんの「水を得にゆく魚」は、思いもよらぬ形で〈外国人問題〉に向き合うことになった主人公の葛藤を描きます。友近賞受賞作の白木凛さん「曇る母へ」とあわせてご覧ください。歴代受賞者競作では、田中兆子さんの連載「淑女の戦争」がスタート。大物政治家だった父の死により政治の世界に巻き込まれていく女性をリアルに活写します。
新連載は他二作。乃南アサさんの「大奪還! ゆりかご団地の隠しごと」は、高齢化著しい東京の限界団地が舞台。集会所のダンス教室に現れた、異様に羽振りの良い男の正体は? 原田ひ香さんの「葬儀のあとで」は、シニア男性向けの料理教室を主宰する女性が主人公。年度初めの授業が無事に終わったのに、なぜかその表情には影が差し──いずれも先が気になる第一回です。
小説新潮編集長 西麻沙子
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雑誌から生まれた本
小説新潮とは?

小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。
時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。
小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。
目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。
言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。
























































