松本潤さん&上野樹里さんの主演で、大ヒット街道驀進中の映画「陽だまりの彼女」。「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」のキャッチフレーズでベストセラーとなった越谷オサムさんの原作も、ついに100万部を突破しました!
そんな絶好調の越谷さんの待望の新刊『いとみち』が、今月の新潮文庫に登場です!
『陽だまりの彼女』のヒロインは、きれいで仕事が出来て、でも不思議な秘密を持っている真緒。『いとみち』の主人公、相馬いとも、とてもかわいい女の子なのですが、いろんな弱点があって……。
「浅草キッド」の“玉ちゃん”こと玉袋筋太郎さん。お笑い芸人として過激なネタに身体を張る一方で、NHK「あさイチ」のコメンテーターやラジオのパーソナリティとして幅広い層に親しまれる顔もあり。そんな、多方面で活躍する玉ちゃんが手がけた初の小説『新宿スペースインベーダー―昭和少年凸凹伝―』が、このたび新潮文庫化されました。
「お笑い芸人の小説でしょ?」とナメてはいけません。なんとこの文庫に解説を寄せてくださったのは、あの話題の芥川賞作家なのです。それは誰かと言うと……。
Yonda?Mailを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
今日は星新一さんの新刊『つぎはぎプラネット』をご紹介します。
SFを中心に、生涯に1000以上もの作品を作り、“ショートショートの神様”と呼ばれた、星新一さん。皆さんも、きっと何編かは読まれたことがあるのではないでしょうか。なかには「出ている作品は全部読んだ!」という、大変なファンの方もいらっしゃるかもしれません。
新潮文庫だけでも実に累計3100万部を超え、今なお幅広い読者に愛され続けている星作品ですが、没後16年となる今年は、理系的発想に基づいた物語を一般公募する文学賞「星新一賞」(主催:日本経済新聞社)が創設され、作家・星新一がさらに幅広い注目を集めています。
さて、それでは9月新刊『つぎはぎプラネット』の内容をご紹介します。本作は、文庫初収録の知られざる名短編、名ショートショートや奇想天外でシニカルなSF川柳を集めた、ファン垂涎の作品集です。
SF川柳は、もとは小松左京さんや筒井康隆さんといった超豪華な顔ぶれで、雑誌「SFアドベンチャー」(徳間書店)の編集部が開いた座談会中に、著者が次々と発表したもの。しかも、その雅号はなんと「笑兎(ショート)」!
朝吹真理子さんの初文庫が登場です。西村賢太さんの『苦役列車』とともに芥川賞を同時受賞した『きことわ』、いよいよ文庫刊行となりました。
文庫化を記念して、8月20日(火)には、ジュンク堂池袋本店にて漫画家・しりあがり寿さんとのトークショー「世界の理の『ほんとう』が顕れる瞬間を書く、ということ。」が開かれます!
小説家と漫画家。普段は交わることのない二人が織り成す「書く」ことにまつわる越境トーク。トークショーは、後日、動画にもアップされますので、みなさんお見逃しなきよう!
Yonda?Mailを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
今回は、記念すべき第一回河合隼雄物語賞を受賞された西加奈子さんの最新の文庫『白いしるし』をご紹介します。
皆さんは「ああああああ。」と声に出して叫びたくなるような恋愛をしたことはありますか?
この物語の主人公、夏目は売れない絵を描いて暮らす32歳♀。人を好きになるたび思いっきりのめりこんで、手痛い失恋を重ねた結果、しばらく恋を遠ざけていました。
けれど、友人の瀬田に誘われて行った間島くんの個展で、彼の絵を見た瞬間、すこーんと心を持っていかれてしまいます。走り出した夏目は間島まっしぐら。少しずつ近づく二人の距離。
ところが夏目の恋には、大きな大きな障壁がありました。それは――