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安部公房全集 1 1942.12-1948.5

安部公房/著

6,270円(税込)

発売日:1997/07/10

  • 書籍

安部公房文学の全貌を編年体で収める決定版全集。第一巻には新発見の詩編、19歳の処女小説、エッセイ、真善美社版「終りし道の標べに」など初期作品を網羅する。

目次
1942.12.9 問題下降に依る肯定の批判[エッセイ]
1943.3.7 題未定(霊媒の話より)[小説]
1943.10.6 秋でした[詩]
1943.10.14 中埜肇宛書簡 第1信[書簡]
1943.10.26 中埜肇宛書簡 第2信[書簡]
1943.11.4 中埜肇宛書簡 第3信[書簡]
1943.11.26 或る星の降る夜[詩]
1943.11.28 旅よ[詩]
1943.12.6 中埜肇宛書簡 第4信[書簡]
1943.12.9 旅出[詩]
1943.12.10 阿部六郎宛書簡[書簡]
1943.12.17 神話[詩]
1943 僕は今こうやって[エッセイ]
1944.1.9 いてつける星[詩]
1944.1.9 中埜肇宛書簡 第5信[書簡]
1944.2.3 君が窓辺に[詩]
1944.2.3 もだえ[詩]
1944.2.3 夜の通路[詩]
1944.4.10 ひとり語[詩]
1944.5 中埜肇宛書簡 第6信[書簡]
1944.6.6 ユァキントゥス[詩]
1944.6.8 詩と詩人(意識と無意識)[エッセイ]
1944.6.21 嵐の後[詩]
1944.6.23 歎き[詩]
1944.6.24 静かに[詩]
1944.6.24 暁は白銀色に[詩]
1944.7.3 中埜肇宛書簡 第7信[書簡]
1944.7.28 観る男[詩]
1944.9.10 そら又秋だ[詩]
1944.10.11 誠に愛を[詩]
1944.10.21 僕のふれたのは[詩]
1944.10.23 友来てぞ[詩]
1944.11.21 没落の書[エッセイ]
1945.4.4 老村長の死(オカチ村物語(一))[小説]
1946 没我の地平[詩集]
   詩人
   理性の倦怠
   没落
   実存――幼き日
   人間
   迷ひ
   夢と夢
   主観と客観
   言葉の孤独
   時間と空間
   実存
   思念の黄昏
   森番
   仮眠
   謎
   別離
   誓ひ
   光と影
1946.12.23 中埜肇宛書簡 第8信[書簡]
1947.1.2 第一の手紙~第四の手紙[小説]
1947.1.27 様々な光を巡って[エッセイ]
1947.2.20 死[詩]
1947.2.20 化石[詩]
1947.2.20 厚いガラスや[詩]
1947.5.5 白い蛾[小説]
1947.5 無名詩集[詩集]
    笑ひ
    心
    祈り
    マスク
    防波堤
    孤独より(十一章)
    リンゴの実
    嘆き(六章)
    その故か
    別れ
    倦怠
    感傷
    ソドムの死(散文詩)
    詩の運命(エッセイ)
1947.6.17 中埜肇宛書簡 第9信[書簡]
1947.7.5 中埜肇宛書簡 第10信[書簡]
1947.7.15 終りし道の標べに 真善美社版[小説]
      第一のノ-ト 終りし道の標べに
      第二のノ-ト 書かれざる言葉
      第三のノ-ト 知られざる神
      十三枚の紙に書かれた追録
1947 四章・書出しに[創作メモ]
1947.10 牧草[小説]
1947.10.22 中埜肇宛書簡 第11信[書簡]
1948.1.5 中埜肇宛書簡 第12信[書簡]
1948.3.25 悪魔ドゥベモオ[小説]
1948.3 憎悪[小説]
1948.4.16 異端者の告発[小説]
1948.4.25 タブー[小説]
1948.5.1 生の言葉[エッセイ]
1948.5.3 MEMORANDUM 1948[創作メモ]
1948.5.14 名もなき夜のために[小説]
付[作品ノート1][校訂ノート1]

書誌情報

読み仮名 アベコウボウゼンシュウ01
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 安部公房全集
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 588ページ
ISBN 978-4-10-640121-3
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 6,270円

著者プロフィール

安部公房

アベ・コウボウ

(1924-1993)東京生れ。東京大学医学部卒。1951(昭和26)年「壁」で芥川賞を受賞。1962年に発表した『砂の女』は読売文学賞を受賞したほか、フランスでは最優秀外国文学賞を受賞。その他、戯曲「友達」で谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』で読売文学賞を受賞するなど、受賞多数。1973年より演劇集団「安部公房スタジオ」を結成、独自の演劇活動でも知られる。海外での評価も極めて高く、1992(平成4)年にはアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員に。1993年急性心不全で急逝。2012年、読売新聞の取材により、ノーベル文学賞受賞寸前だったことが明らかにされた。

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