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安部公房全集 3 1951.5-1953.9

安部公房/著

6,270円(税込)

発売日:1997/10/09

  • 書籍

[1951.5-1953.9]新発見小説「保護色」「歴史の頁が」、初収録小説「壁の変貌」、初期秀作「飢えた皮膚」「詩人の生涯」「空中楼閣」「闖入者」「水中都市」他を収録。

目次
1951 新しい英雄[エッセイ]
1951 Thema[創作メモ]
1951.5.19 保護色[小説]
1951.5.19 石川淳宛書簡[書簡]
1951.6.1 チーズ戦争[小説]
1951.8.1 椎名麟三論[エッセイ]
1951.6.1 椎名麟三著『赤い孤独者』[エッセイ]
1951.7.1 手[小説]
1951.7.7 たかだか一本の あるいは二本の腕は――[詩]
1951.8.1 我が文学生活[アンケート]
1951.9.15 ピカソの変貌[エッセイ]
1951.10.1 飢えた皮膚[小説]
1951.10.1 詩人の生涯[小説]
1951.10.1 感想――芥川賞受賞者のことば[エッセイ]
1951.10.1 スナップ問答[アンケート]
1951.10.20 壁の変貌[小説]
1951.10.29 止揚された立場[エッセイ]
1951.10.30 空中楼閣[小説]
1951.11.1 闖入者[小説]
1951.11.1 新しき夫の幸福[座談会]
      鳥海青児・信欣三・二宮正二
1951.12.7 玩具と思想[エッセイ]
1951 歴史の頁が[小説]
1952.1.1 ノアの方舟[小説]
1952.1.1 ピカソのリアリティ[エッセイ]
1952.1.1 芸術家の仕事[エッセイ]
1952.1.1 僕の小説の方法論[エッセイ]
1952.1.1 何ものも信ぜず[アンケート]
1952.2.25 広場の孤独と共通の広場[講演]
1952.3.1 スターリン・メッセージをどう思うか[アンケート]
1952.3.1 平和の危機と知識人の任務[エッセイ]
1952.4.1 第四回読売日本アンデパンダン展評[エッセイ]
1952.4.1 魔法使の盲点[エッセイ]
1952.4.1 チャタレイ判決と特別保安法(団体等規正法)について[アンケート]
1952.4.15 肉体と植物[エッセイ]
1952.5.1 恋愛詩か思想詩か――埼玉つぶやきのU君の手紙に答えて[エッセイ]
1952.5.24 アヴァンギャルド文学の課題[講演]
1952.6.1 水中都市[小説]
1952.6.1 プルートーのわな[小説]
1952.6.1 今、私は何を主張するか[アンケート]
1952.6.10 文学理論の確立のために[エッセイ]
1952.7.1 夜蔭の騒擾――五・三〇事件をめぐって[エッセイ]
1952.7.1 作家の態度[アンケート]
1952.8.1 政治・文学[エッセイ]
1952.8.1 新しいリアリズムのために――ルポルタージュの意義[エッセイ]
1952.8.1 危機と文学[座談会]
     泉三太郎・江口美奈子・戸石泰一・那珂太郎・山本太郎
1952.8.1 切実なもの――今日の文学者[座談会]
     臼井吉見・梅崎春生・野間宏・武田泰淳・榛葉英治
1952.10.1 鉄砲屋[小説]
1952.10.1 痘痕のミューズ[エッセイ]
1952.10.15 衆院選挙のあとに[エッセイ]
1952.10.20 インテリの混乱と曖昧[エッセイ]
1952.10.25 時計と賞金[アンケート]
1952.10.25 『三好十郎作品集4 冒した者』[エッセイ]
1952.11.10 国民文学の問題によせて――二つの竹内好批判[エッセイ]
1952.11.10 『ろばた』6――全国サークル誌めぐり[エッセイ]
1952.12.1 イソップの裁判[小説]
1952.12.1 「静かなる山々」をめぐって――徳永直・作家と作品[エッセイ]
1952.12.6 作者への叛逆――誓子小論[エッセイ]
1952.12.15 新イソップ物語[小説]
1952.12.31 デンドロカカリヤ 書肆ユリイカ版[小説]
1953.1.1 カフカのこと――フランツ・カフカ「脱出を語る」[エッセイ]
1953.1.1 戦後文学の総決算[座談会]
     本多秋五・梅崎春生・佐々木基一・野間宏・椎名麟三・荒正人・平野謙
1953.1.1 新らしい生活と芸術――若い芸術家たちの話[座談会]
     朝倉響子・黛敏郎・奈良岡朋子
1953.1.10 ヘビのことでも…――常識について[エッセイ]
1953.2.1 映画「真空地帯」をめぐって[座談会]
     野間宏・真鍋呉夫・岩崎昶・戸石泰一・草野心平・岩上順一・青山光二
1953.2.5 L・アラゴン著『レ・コミュニスト』[エッセイ]
1953.3.1 R62号の発明[小説]
1953.4.1 文学運動の方向[エッセイ]
1953.4.1 裏切られた戦争犯罪人[エッセイ]
1953.5.20 沈黙は金[エッセイ]
1953.5.24 国民文学論の総決算[講演]
1953.6.1 E・ヘミングウェイ著・福田恆存訳『老人と海』[エッセイ]
1953.6.6 久保栄作「日本の気象」[エッセイ]
1953.6.25 現代リアリズムの展開――「日本の気象」をめぐって[座談会]
      前野良・島村福太郎・小宮山量平・祖父江昭二
1953.7.1 少女と魚 十三景[戯曲]
1953.7.31 私のカフカ[エッセイ]
1953.9.1 リアリティについて[エッセイ]
1953.9.1 戦車工場と文化のたたかい――日鋼赤羽のばあい[座談会]
     石谷良三・村田幸夫・古川稔・長尾修・柾木恭介・真鍋呉夫
1953.9.15 新しい日本文学 新しい日本映画[座談会]
      椎名麟三・梅崎春生・荻昌弘
1953.9 雑感[エッセイ]
1953.9.20 序にかえて――高島青鐘詩集『埋火』[序]
付[作品ノート3][校訂ノート3]

書誌情報

読み仮名 アベコウボウゼンシュウ03
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 安部公房全集
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 560ページ
ISBN 978-4-10-640123-7
C-CODE 0393
ジャンル 全集・選書、文学賞受賞作家
定価 6,270円

著者プロフィール

安部公房

アベ・コウボウ

(1924-1993)東京生れ。東京大学医学部卒。1951(昭和26)年「壁」で芥川賞を受賞。1962年に発表した『砂の女』は読売文学賞を受賞したほか、フランスでは最優秀外国文学賞を受賞。その他、戯曲「友達」で谷崎潤一郎賞、『緑色のストッキング』で読売文学賞を受賞するなど、受賞多数。1973年より演劇集団「安部公房スタジオ」を結成、独自の演劇活動でも知られる。海外での評価も極めて高く、1992(平成4)年にはアメリカ芸術科学アカデミー名誉会員に。1993年急性心不全で急逝。2012年、読売新聞の取材により、ノーベル文学賞受賞寸前だったことが明らかにされた。

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