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鳥部門に君臨し続けるベストセラー、 待望の文庫化!


 あなたには、鳥類学者の友人はおられるだろうか。多くの方にとって、答えは否だろう。原因の半分は、鳥類学者がシャイで友達作りが下手だからだ。残りの半分は、人数が少ないからである。(「はじめに、或いはトモダチヒャクニンデキルカナ」より)
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 NHKラジオ第一「子ども科学電話相談」でも大人気の"バード川上"こと川上和人さんは、森林総合研究所の主任研究員。大学時代から今日まで20年以上、主に小笠原諸島の鳥の研究にたずさわっています。川上さんのもうひとつの顔は、エッセイスト。豊富な知識と学識、研究生活で得てきたさまざまな体験を、抱腹絶倒の科学エッセイへと化学変化させてきました。『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』は、川上さんの名前を世に知らしめたベストセラー。ある日は吸血カラスの存在に驚愕し、ある夜は大嫌いなガどもの襲来に怯え――。鳥類学者の日々はエキサイティング! と思いきや、新規収録「文庫版あとがき」では、地道な研究の日々が描かれていたりもします。
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』。鳥を愛する方々はもちろん、それ以外の読者にも楽しめることを保証します。好評既刊の姉妹編『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』では「鳥類学者は恐竜学者である」というテーゼのもと、鳥類の進化をたどり、恐竜の生態を推理しています。(解説は"ダイナソー小林"こと恐竜研究者の小林快次さん。)未読の方は、あわせてどうぞ!

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2020年07月25日   今月の1冊
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