人間にとって最も大切なものって、何だと思いますか?
「お金」でしょうか。それとも「地位」や「権力」?
「健康」「愛」「家族」などと答える方も多いでしょう。
しかし百田尚樹さんはこう言い切ります。
人間にとって最も大切なのは「時間」であると。
「金」も「地位」も「権力」も「健康」も「愛」も「家族」も、すべて時間が変換されたものだ、と。
人間の営みを「時間」という観点で捉えたのが、この『成功は時間が10割』です。
読めば「ナルホド!」と思わず膝を打ちたくなる、目からウロコの思考法を一部紹介すると――。
〇社会は「時間」の売買で成り立っている
仕事で得る対価とは、仕事に費やした時間を売った結果、にほかなりません。逆に、あなたがお金を払うのは、他人が時間を費やして行った仕事(ものやサービス)に対して、なのです。つまり私たちの社会では「お金」ではなく「時間」をやりとりしているのです。
〇「仕事ができる人」とはつまり時間を凝縮できる人
同じ仕事を一日でこなすのと一週間でこなすのとで対価が同じならば、一日でこなしたほうが、仕事の価値が上がります。そして「才能」というのは、同じことを人より短い時間でこなせる能力ともいえるでしょう。
〇成功する人は、「今やるべきことをやる」
成功者と言われる人の共通点は、「時間を無駄にしない」ということ。言い換えると「やることの優先順位を間違えない」ということです。
いかがでしょうか。ほんの一部をご紹介しただけでも、一分一秒を大切にせねば、と気が引き締まる思いがしませんか?
実際、百田尚樹さんほど、時間を大切にする人はいません。
執筆や配信などをこなすハードスケジュールのなかで、どんな隙間時間も決して無駄にせず、アウトプットやインプットの時間に費やしています。その合理性とパワフルさを、担当編集者はいつも見習いたいと思っています。
皆様もこの本を読めば、時間というものの尊さを実感し、充実した毎日が送れるはずです!