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発売即重版決定! 尾崎世界観×千早茜の最強コラボな共作小説『犬も食わない』


 ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギターで、2021年に小説『母影(おもかげ)』(新潮社)が芥川賞候補になった尾崎世界観さんと、小説『しろがねの葉』(新潮社)が今年1月19日発表の直木賞候補作に選ばれている作家の千早茜さん。
 そんな注目の二人による最強コラボな共作小説『犬も食わない』が、新潮文庫に登場しました。
 周りには「なんで付き合ってるの?」と言われてしまう、喧嘩ばかりの同棲中カップルの日常を、男性・大輔視点を尾崎世界観さん、女性・ ふく 視点を千早茜さんが担当。
 同じ日の出来事を男女の視点別に交互に綴り、恋愛中のかっこわるい本音をさらけ出す本作は、2018年10月の単行本刊行当時、全国書店で続々第1位を獲得&大重版を果たしました。
 そして文庫でも勢い衰えず、発売即重版出来です!!

 ブルーが印象的な文庫カバー装画は、映画化された『Strawberry shortcakes』などで人気の漫画家・魚喃キリコさんの『魚喃キリコ 未収録作品集』[上](東京ニュース通信社)所収作品を使用。中扉には、『Strawberry shortcakes』(同)からの一枚を使用しています。
 カバーと中扉共に、長らく魚喃作品ファンである尾崎・千早両著者が選び抜いた一枚。魚喃さんからの快諾を得て、めでたく実現しました。

 さらに文庫特典として、両著者による約30ページの新規対談を収録。共作の思い出や苦労、書き手としての自分の変化、「恋愛」を書くことについてなど、たっぷり語り合います!

【両著者からのコメント】
◆尾崎世界観(おざき せかいかん)
あれから4年が経って、こうして文庫化されることが嬉しいです。
「成長」よりも「相変わらず」が似合う二人を愛しく思います。
ぜひ手に取っていただきたいです。

◆千早茜(ちはや あかね)
4年ぶりに読み返すと、大輔と福は変わらずダメなままでした。
でも、その変わらなさがなんだか愛おしく、4年の間に変わった自分にも気づけました。
既読の方も、未読の方も、都会の片隅に必ずいるであろうダメなふたりの日々を、苦笑しながら覗いてくれたら嬉しいです。

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2023年01月16日   今月の1冊
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