【新発見】福永武彦戦後日記
新潮 2010年10月号
(毎月7日発行)
発売日 | 2010/09/07 |
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JANコード | 4910049011003 |
定価 | 特別定価996円(税込) |
・時を彫る男/オカ・ルスミニ
・芳香(ハルム)日記/高樹のぶ子
・苔むす文化の寛容さ=インドネシアSIA/高樹のぶ子
・空に梯子(九)/角田光代
・フィルムノワール/黒色影片(十)/矢作俊彦
・慈雨の音(十二)/宮本 輝
・還れぬ家(十九)/佐伯一麦
・幸福の森(三十四)/加賀乙彦
書くことと生きることは同じじゃないか/吉本隆明+よしもとばなな
第一回・ポストモダンの意識
フレドリック・ジェイムソンの『建築における「日本的なもの」』書評に応える
・ツイッター小説/星野智幸
・『西洋古典学事典』を編んで/松原國師
・私は道楽者である/広小路尚祈
・舞城王太郎『獣の樹』/岩宮恵子
・奥泉 光『シューマンの指』/大野ゆり子
・辻 邦生・北 杜夫『若き日の友情――辻邦生・北杜夫往復書簡』/鹿島 茂
・長野まゆみ『野川』/鹿島田真希
・中村文則『悪と仮面のルール』/亀山郁夫
・橋本 治『リア家の人々』/小池昌代
・加藤幸子『〈島〉に戦争が来た』/日和聡子
・アメリカスケッチ2.0 ウェブと文化の未来を考える(六)/池田純一
・屋根裏プラハ(十三)/田中長徳
・生き延びるためのアメリカ文学(三十一)/都甲幸治
・明治の表象空間(四十八)/松浦寿輝
・見えない音、聴こえない絵(八十)/大竹伸朗
編集長から
『福永武彦戦後日記』
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
新潮とは?
文学の最前線はここにある!
人間の想像力を革新し続ける月刊誌。
■「新潮」とはどのような雑誌?
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内にある〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■革新し続ける文学の遺伝子
もちろん古いことと古臭いことはまったく別です。百余年にわたり、たえず革新を続けてきたことこそが「新潮」の伝統であり、その遺伝子は現編集部にも確実に引き継がれています。ケータイ小説やブログ、あるいは電子配信、電子読書端末まで、いまだかつてない〈環境変動〉がわたしたちの生に及びつつある今、時代精神を繊細に敏感に感じ取った小説家、批評家たちが毎月、原稿用紙にして計1000枚以上(単行本にして数冊分)の最新作を「新潮」を舞台に発信し続けています。
■日本語で表現されたあらゆる言葉=思考のために
デビュー間もない20代の新人からノーベル賞受賞作家までの最新作がひとつの誌面にひしめきあうのが「新潮」の誌面です。また、文芸の同時代の友人である音楽、映画、ダンス、建築、写真、絵画などの領域からも、トップクラスの書き手、アーティストが刺激的な原稿を毎号寄せています。文芸を中心にしっかりと据えながら、日本語で表現されたあらゆる言葉=思考の力を誌面に結集させたい――それが「新潮」という雑誌の願いです。