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【日本ファンタジーノベル大賞2021決定発表】

小説新潮 2021年12月号

(毎月22日発売)

1,000円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2021/11/22

発売日 2021/11/22
JANコード 4910047011210
定価 1,000円(税込)
■目次
【日本ファンタジーノベル大賞2021決定発表】

◆大賞
らんどうツバメ/鯉姫婚姻譚(抄)
――父から譲り受けた屋敷に人魚が棲んでいた。美しい鰭を持つ彼女がねだるのは、人と人じゃないものの恋物語――

◆受賞の言葉

◆選評
恩田 陸 森見登美彦 ヤマザキマリ
【ファンタジー特集 ここではないどこかへ】
一條次郎/夜のヒッチハイク
――森の中を運転していたはずが、助手席に熊が座っている

◆上畠菜緒/ナギサのモガリ
――友と声を喪った少女が、死者を送る砂の町で出会うのは

高丘哲次/ギャラクシー大相撲 ~横綱の逆襲~
――史上最強と謳われている力士が引退してまで目指す先とは

大塚已愛/道行三人
――富士の山にある黄泉への道。そこに眠る化け物の正体は

岸本 惟/デッドエンド・ムーンシャイナー
――感情で風味付けする密造酒の製造所。だけど僕のお酒は

小田雅久仁/裸婦と裸夫
――柄にもなく美術館に出かけた休日。電車で遭遇したのは
【追悼エッセイ】
ありがとう、山本文緒さん
――余りにも早く、天に召されてしまった文緒さん。そのお人柄が伝わる、心に沁みる言葉。

角田光代/それは私の夢だった
窪 美澄/文緒さんに教えていただいたこと
吉川トリコ/私a.k.a.子供おばさん
芦沢 央/山本先生への手紙
◆郡司珠子(KADOKAWA編集者)/終の棲家で、静かな夜を越えて
唯川 恵/山本と過ごした時間
【特選読み切り】
井上荒野/今まで聞いたことがないピアノの音、あるいは羊
――秘密の洞窟に突然現れた男の人は、ピアノを弾いた――

◆泉ゆたか/宝塚のティッシュケース
――久しぶりの帰郷。でも憧れのあの子は変わってしまって
【好評シリーズ】
乃南アサ/家裁調査官・庵原かのん 第十三話 キツネ
――慰謝料請求された元妻。離婚後、次々と秘密が明らかに
【バラエティコラム】
〈わたしの相棒〉安西カオリ
〈あのとき聴いた音楽〉みあ(三月のパンタシア)
〈そのとき(わたしの)歴史が動いた〉横山明日希
【連載エッセイ・ノンフィクション・マンガ】
阿刀田高/ちょうど時間となりました―あるユニークな作家の回想―
◆いしいひさいち/剽窃新潮
◆加納愛子/行儀は悪いが天気は良い
佐藤 優/村上春樹『騎士団長殺し』を読む
◆スズキナオ/家族が一番わからない
高橋秀実/おやじはニーチェ 最終回
◆田中卓志/ちょっと不運なほうが生活は楽しい
◆友近/友近道中
中野信子/孤独な脳、馬鹿になれない私
益田ミリ/ツユクサナツコの一生
群ようこ/四十年、こんな感じで書いてます
◆山本さほ/てつおとよしえ
◆本の森――新刊文芸書から、選りすぐりを紹介
〈仕事・人生〉吉田大助
〈ノンフィクション〉東えりか
〈ホラー・ミステリ〉村上貴史
【好評連載小説】
乾 緑郎/おどろかし 戯場國の怪人
伊吹有喜あかりの島
木内 昇/雪草紙 雲の脚
重松 清/十一番目の色 シリーズ「まなつ」
篠田節子/ドゥルガーの島
西村京太郎/土佐くろしお鉄道殺人事件
馳 星周/眠らぬ王 極夜・第二部
原田マハ/晴れの日の木馬たち
宮城谷昌光/公孫龍
宮部みゆき/Ghost Story
山本一力/ひむろ飛脚
【新作映画紹介】
◆紙の上の映画館
第九回「新潮ミステリー大賞」募集要項
次号予告

この号の誌面

編集長から

ファンタジー小説の新旧対決

 二〇一七年の再スタートから五回を数える、日本ファンタジーノベル大賞2021。新委員にヤマザキマリさんを迎え、新鮮な雰囲気の中、選考が行われました。大賞に選ばれたらんどうツバメさんの「鯉姫婚姻譚」は、呉服屋の若隠居と人魚の風変わりな恋物語。「候補作の中でこの作品だけがファンタジーを手段として使っている」との恩田陸さんの評通り、読めば不思議な物語世界にあっという間に引き込まれます。同時掲載のファンタジー小説特集には二〇〇九年に同賞を受賞し、この秋九年ぶりの新刊を刊行したばかりの小田雅久仁さんが登場。短編と思えないほど濃密な作品世界に圧倒されます。
 去る一〇月一三日、山本文緒さんが逝去されました。居ても立ってもいられず、追悼記事を編みました。唯川恵さん、角田光代さんをはじめとする同時代を生きる作家と編集者、六名それぞれの思いに触れ、塞いだ胸に小さな灯が点りました。ご冥福を心からお祈りいたします。

小説新潮編集長 西麻沙子

次号予告

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

小説新潮とは?

 小説新潮は戦後まもない一九四七年に創刊されました。以来、文学史に名をとどめる作家で、小説新潮に登場したことのない名前を探すほうが困難なほど、数多の文豪、巨匠、新進気鋭による名作、名シリーズが誌面を飾ってきました。

 時代は変わり、新しい作家、若い書き手も次々に現れます。変わらないのは「小説を読む楽しみ」を大切にすること。現代小説、時代小説、ミステリー、恋愛、官能……。ジャンルにこだわらず、クオリティの高い、心を揺り動かされる小説を掲載していきます。

 小説と並ぶ両輪が、エッセイと豊富な読物です。小説新潮では、毎号、ボリュームのある情報特集や作家特集を用意しています。読み応えは新書一冊分。誰かに教えたくなる情報が、きっとあります。

 目指すのは、大人の小説、大人の愉しみが、ぎっしり詰まった雑誌です。経験を重ね、人生の陰翳を知る読者だからこそ楽しめる小説、今だからこそ必要とされる情報を、ぎっしり詰め込んでいきたい。

 言葉を換えれば、「もうひとつの人生を体験する小説誌」。時には主人公たちの息遣いに寄り添い、またある時には人生の新たな側面を見つけるささやかなヒントになれば――そう願っています。
 ほんの少しかもしれませんが、小説新潮で毎月の生活がきっと変わるはずです。

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