「満」の豆パン ――はまる、シンプルさ


川村: (手にして)あっ、重い! 軽井沢の「銀(しろがね)亭」というお店でも、こういう生地にブルーベリーとカマンベールを入れたパンがあるんですが、こんな感じの重みがあるんです。いい感じ。
ひの: 持ったときにずしっとくるのっていいですよね(笑)。これは品川や曙橋に店舗がある「満」の豆パンです。一見地味だけど、この店の代表作で、人気商品です。
川村: なかにお豆がモリモリ入っている。生地は大分白いですね。
ひの: ここは食パンも美味しいんですが、その食パンと同じ生地を使っているんです。男性や年配の方なんかにも人気で、みなさんよく買って帰るようですよ。ちょっと和菓子みたいではありませんか?
川村: 確かにちょっと塩っぽさがあるからどんどん食べられる。うん、やめられない(笑)。このシンプルさがいいですね。塩大福みたい。
かち: 私も、個人的に大好きでよく買ってます。はじめは1個ずつで売っていたのが、人気が出て、3個ずつ袋詰めにして売っているんですよ。
川村: これは美味しい! 気に入りました。
小麦と酵母 満
本店:東京都新宿区住吉町8-10 ライオンズマンション市谷102 TEL:03-5367-4007
ecute品川店:東京都港区高輪3-26-27 ecute品川1F TEL:03-5420-5678
www.hamada-ya.jp








1974年、東京生まれ。大学卒業後、渡仏。1999年、パリの料理学校“Le Cordon Bleu”(ル・コルドン・ブルー)に入学。2001年、料理・製菓・パン課程修了。主に日本の女性誌・旅行誌で、フランスおよびパリの食にまつわる記事の執筆・取材コーディネートを手掛ける。また、自身でもフランスと日本の食材をつかった独自の料理研究をすすめている。著書に、『パリのビストロ手帖』(新潮社)、『パリ発 サラダでごはん』(ポプラ社)。


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1999年にスタートしたパンサークル。以来、200回以上のイベントを開催。パン屋さん巡りやイベント開催を通して、「パンと人をつなぐ」をテーマに活動中。

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ハード系お食事パンからお惣菜パン、昔ながらの菓子パンまでなんでも大好きな“雑食系パン好き”。学生時代、初めてのパリ訪問で朝食に食べたクロワッサンとカフェオレには感動! 忘れられないパンの一つ。




ずっと変わらず好きなのはラスク。バリバリ、がりがりという食感が好きで、自称ラスク大臣。パリは何度か訪れていますが、地元の人のまねをして、お店を出たらすぐにバゲットにかぶりつくのが毎回の楽しみ。


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