新潮文庫創刊100年の節目に刊行を開始した新潮文庫nexは、今年9月で1周年を迎えます。
「キャラクター」と「物語」「文学」の融合を掲げた新潮文庫nexは、この1年で書き下ろし作品を中心に約40点の小説を刊行しました。
では、一年間で、最も読者を惹きつけた作品は、どれか――。
このシンプルかつ根源的な疑問に応えるべく、新潮文庫nexは「総選挙」を開催いたします。
総選挙上位となった「選抜作品」は、9月に書店で行われる「新潮文庫nex総選挙フェア」にて、大きく店頭展開されます!
新潮文庫が創刊された1914年から2013年までの100年間に発表された短編を池内紀(ドイツ文学者)・川本三郎(評論家)・松田哲夫(編集者)の三人が渉猟し、「これぞ永遠の名作」「こんな傑作があったのか」と思われる短編を厳選し、全10巻のアンソロジーにまとめました。
神楽坂に誕生した新業態の商業施設「la kagu」で催されたイベントでは、
大作家や文学史に残るような作家の外せない作品を並べながらも、読者にとっての「発見」を大事にし、マイナーで「掘り出し物」と思えるような、現代ではなかなか読むことのできない貴重な作家の作品を盛り込んでいる、
と明かされました。
来場した読者からはどのような作品が選外として漏れたのか気になるとの声もあがり、
伊坂幸太郎さんのデビュー15周年を記念し、新潮文庫では3か月連続で新刊を刊行します!
第一弾は発売中の『あるキング―完全版―』。
ある天才野球選手の一生を描いた本作は、雑誌・単行本・文庫と形を変える中で、それぞれに伊坂さんによる凄まじい量の加筆、修正がなされています。同じ物語でありながら、異なる読み味の三篇すべてを収録した「完全版」。作家・伊坂幸太郎の挑戦が存分に味わえる作品ですので、この機会にぜひ手に取ってみてください。
さらに! 本作には、初回限定特典として、特別掌編「書店にまつわる小噺あるいは、教訓の得られない例話」を掲載した特別冊子が封入されています。
筒井康隆さんの『旅のラゴス』が売れています。これまでも売れていなかったわけではなく、1994年に新潮文庫版が刊行されて以来、息の長いロングセラーとして読まれ続けてきた作品です。ところが、最近の売れ方はレベルが違うのです。
毎年3,000~4,000冊ぐらい売れていた本書の売れ行きが加速し始めたのは昨年の初めごろ。ちょうど活字を大きくしたタイミングでしたが、それだけでこれほどまでに売れるようになった例はありません。なんと、この1年あまりで10万部を超える大増刷となったのです。なぜこんなに売れているのでしょう? 実は、私たちにも分かりません。
![]() 『ひと目で見分ける580種 散歩で出会う花 ポケット図鑑』より |
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春になりました。さまざまな色の花が咲き乱れ、きれいな鳥のさえずりが聞こえて来る季節です。
その場で開いてすぐ分かる、写真とイラスト満載の新潮文庫『ポケット図鑑』シリーズを手に、自然の中に飛び出してみてはいかがでしょうか。
身近な散歩で出会う花、野や里に咲く花、高山で見かける花、そして野鳥から身近な生き物まで何でも載っています。
自然との触れ合いが、いっそう楽しくなるでしょう。



































