新年度がスタートして2ヶ月。五月病を乗り越えて、新社会人もいよいよ本格的に仕事が始まります。取引先や顧客など初対面の人に会う機会が増えることでしょう。
身だしなみをきちんとしておくのはもちろんのこと、ちょっとした心がけで初対面の人にも好印象を与えるコツがあります。
■「会う回数」は多いほうが良い
インターネットが発達して、仕事のコミュニケーションの主役はメールになりました。メールはとても便利なツールですが、メールでしかやり取りをしていない相手よりも、やはり直接、顔を合わせた相手のほうが信頼できるものです。
「初対面の人に対する好悪の判断にかかる時間は、たったの0.5秒」と説くのはミリオンセラー『人は見た目が9割』(新潮新書)の著者・竹内一郎さん。竹内さんの新刊『人は見た目が9割 「超」実践篇』(新潮文庫)によれば、「基本的には、接触の回数に比例して好意も増す」ことが心理学では明らかになっているそうです。「好悪の判断は最初の0.5秒なのだから、その瞬間が多いほうが安心できる」(同書)というわけです。
とはいえ最初の0.5秒で悪い印象を与えてしまっては元も子もありません。そもそも自分がどんな「第一印象」を仕事相手に与えているのか、どうすれば知ることができるのでしょうか。
わずか5年の作家活動で急逝した時代小説の鬼才・隆慶一郎。その代表作『一夢庵風流記』が、今年100周年を迎えた「宝塚歌劇」の舞台になります! 6月6日から宝塚大劇場で、8月1日からは東京宝塚劇場で上演される雪組公演「宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』」。時は関白・豊臣秀吉の全盛期、“天下の傾奇者(かぶきもの)”として名を馳せた「前田慶次」の豪放磊落な生き様、そして前田利家の妻「まつ」との秘めたる恋の行方は……。
ともに退団が決まっている雪組トップスター「壮一帆」、トップ娘役「愛加あゆ」の二人にとっては、この公演が注目のラストステージ。朱色の長槍を振り回し、敵陣に一人斬り込んでいく剛毅ないくさ人にして、当代一流の風流人でもあった前田慶次を、美しきタカラジェンヌがどう演じるのか? ぜひ、お楽しみに!
>> 雪組公演 宝塚傾奇絵巻「一夢庵風流記 前田慶次」公式サイト
第11回本屋大賞は、全国479書店605人による投票で、ノミネート10作品が選ばれ、その中から和田竜さんの『村上海賊の娘』が受賞しました。
これで新潮社から刊行された作品が本屋大賞を受賞するのは、4度目になります。
『博士の愛した数式』(小川洋子)が第1回本屋大賞を受賞し、続く第2回は『夜のピクニック』(恩田陸)が受賞しました。その後、4度のノミネートを経た伊坂幸太郎さんが『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞を受賞しています。
これら「全国の書店員がいちばん売りたい本」に選ばれた3作品は文庫で発売中です。また、第3回の受賞作であるリリー・フランキーさんの『東京タワー』も新潮文庫より刊行されています。
みなさん、こんにちは。今日、ご紹介する新潮文庫は、マツコ・デラックスさんと池田清彦さんの対談本『マツ☆キヨ―「ヘンな人」で生きる技術―』です。「ああ、あのふたりかあ」と思われた方は、明石家さんまさん司会の某人気テレビ番組での、軽妙なやりとりをご覧になった方かもしれませんね。
マツコ・デラックスさんといえば、いうまでもなくメディアで目にしない日はないという大人気タレント。そして、池田清彦先生は、専門の分野だけでなく科学的視点から、多くの提言を社会に発信する生物学者。大の虫マニアでもいらっしゃいます。
マツコさんは、池田先生の地位ある大学教授とは思えない、場の空気に流されない率直さに常々関心をもち、一方の池田先生は、マツコさんが過激な発言のうらでじつは常に発言相手への配慮を欠かさず、その「シャイでカシコい」ところに魅力を感じたと、それぞれ「まえがきにかえて」と「あとがき」で述べています。
ふたりはそれぞれ自分たちをマイナーな存在であると自認しています。マツコさんはジェンダーの、そして池田先生はアカデミズムの(池田先生は官庁で答申をしても「まず通らない、自然保護の運動に参加しても必ず負ける」のだとか)。それゆえふたりの意見は、つねに少数派にならざるを得ず、本人もそれを自覚しています。では、この世の中、少数派にはどんな生きる道があるのか。ふたりは正直に、真剣に、意見を交わし合いました。隙をついて笑いを取りにくるひな壇タレントも、盛り上がりを演出する効果音もない場所で。
50万部を超える伊坂幸太郎の大ベストセラー『オー!ファーザー』が、ついに映画化。5月24日(土)、全国公開されます。
岡田将生演じる由紀夫はごく普通の高校生、父親が「4人」いることを除けば! 佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳という一癖も二癖もある父親たちに、由紀夫のクラスメイト・忽那汐里、街のフィクサー・柄本明も加わって、伊坂流サスペンスコメディは小気味よく動き始めます。果たして4人の父は窮地に陥った息子を救い出せるのか?
公開直後の「週刊新潮」には、この映画と新刊『首折り男のための協奏曲』について語った伊坂さんの独占インタビューも掲載予定です。まずは原作で伊坂ワールドにどっぷり浸って、さあ映画館へ!
>> 映画『オー!ファーザー』公式サイト